Appleは米国時間8月22日、慌ただしい週の始まりを迎えた。同社がヘルスケアの新興企業Gliimpseを買収したとの報道が流れたためだ。
Appleは、以前からヘルスケア分野に大きな投資をしており、「HealthKit」「CareKit」「ResearchKit」といった製品をリリースしている。Fast Companyの報道によれば、今回のGliimpseの買収はそうした取り組みをさらに拡大するものだという。
Gliimpseは健康データを取り扱う企業で、顧客の医療記録やその他の健康データを、顧客のニーズに合わせた安全で共有できるパッケージとしてまとめている。Gliimpseの顧客は、包括的な健康データを得られることで、自分の要望や問題を医師や介護者に伝えたり、自分の情報を医療研究者に提供したりできる。
Appleは以前から、このような情報を整理する取り組みに乗り出している。具体的には、ユーザーや主要な医療研究プロジェクトと共同でデータの収集と共有をしながら、ユーザーが自分の健康データの取り扱いを完全に管理できるようにすることを目指している。
2013年にGliimpseを設立したAnil Sethi氏は、1980年代にAppleでシステムエンジニアとして働いていた人物だ。
Appleはこの件に関するコメントを控えており、Fast Companyに対しては、「Appleは、時おり小規模なテクノロジ企業を買収しているが、通常、その目的や計画については明らかにしないことになっている」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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