100人を超えるデザイン業界の専門家たちが、サムスンは「iPhone」の意匠を盗用したことに対して賠償金を支払うべきだとするAppleの主張を支持している。
Reutersの報道によると、Calvin Klein氏やAlexander Wang氏をはじめとする著名なファッションデザイナーらは米国時間8月4日に米最高裁判所に提出した意見書の中で、サムスンに数億ドルの賠償金を支払うよう求めるAppleの主張を支持しているという。
Appleは、サムスンにiPhoneの技術やデザインを盗用されたとして、5億4800万ドルの損害賠償を認める陪審判決を勝ち取った。Appleが盗まれたと主張する要素としては、iPhoneの丸みを帯びた角やグリッド状に配置されたアイコンなどがある。サムスンは一部の損害賠償について控訴した。
デザイナーや教育者らは4日、iPhone独自の外観こそが人々の購入意欲をそそるものであり、そのため似たような外観のサムスン製スマートフォンはAppleの売り上げを損なう可能性があると述べた。
サムスンはFacebookとGoogleから支持を得ている。Googleは、サムスンなどのスマートフォンで採用されている「Android」の開発元だ。
サムスンの広報担当者は4日、現段階の判決は「イノベーションを阻害し、意匠のパテントトロール訴訟に道を開き、経済や消費者に悪い影響を及ぼす可能性がある」と述べた。
米最高裁は3月、意匠に関する訴訟では1800年代以降初めてのケースとして、判決の見直しに同意している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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