Appleが包括性と多様性に関する年次レポートを公開した。
レポートには、同じ役割で同等の業績を挙げた米国の従業員について「男性従業員が1ドル稼げば、女性従業員も1ドル稼ぐ。白人の従業員が1ドル稼げば、マイノリティに属する従業員も1ドル稼ぐ」と書かれている。ホワイトハウスによると、米国全体では、男性が1ドル稼ぐのに対して、女性は78セントしか得ていないという。
Appleは同一賃金の達成を宣言した最初のIT企業ではない。FacebookとMicrosoftも男女の給与格差を解消したことを4月に宣言している。
Appleの最新レポートを見ると、経営陣の72%が男性で、女性はわずか28%。さらに、経営陣の67%が白人、21%がアジア系、3%が黒人、7%がヒスパニック系、1%が多民族系だ。
さらに、Apple全体での男女比率は男性が68%、女性が32%で、2015年の男性69%、女性31%から1ポイント変化した。Appleの米国従業員の56%は白人で、アジア系が19%、黒人が9%、ヒスパニック系が12%、多民族系が2%となっている。
IT業界は少しずつ進歩しており、毎年、1~2ポイントの改善が見られる。技術系の職種だけを見ると、Appleの男女比率は男性77%、女性23%だ。この比率はほかのIT企業にも概ね当てはまる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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