電通は8月1日、DMP専業のデータマーケティングカンパニーであるインティメート・マージャーの第三者割当増資を引き受け、業務提携契約を締結したと発表した。これにより、電通独自のマーケティングプラットフォーム「Dentsu.io」を通じ、独自のパブリックDMP「dPublic」を企業に提供する。
今回の提携の目的は、プログラマティック・バイイング(データに基づきリアルタイムにインターネット広告枠を自動買い付けする仕組み)のニーズ拡大に伴い、パブリックDMPの重要性が高まってきていることへの対応と、インティメート・マージャーへの資金サポートおよび、事業シナジーを通じて成長を支援するためだとしている。
電通および、同社100%子会社の電通デジタルでは、インティメート・マージャーが保有する約4億件のオーディエンス関連データと同社グループが独自に保有するデータを組み合わせることで、Dentsu.ioの機能・拡充とパブリックDMP関連サービスを強化。インティメート・マージャーの技術提供を受け、dPublicを8月下旬から提供する。
また、Dentsu.ioで提供している「STADIA(ベータ版)」を活用したマスメディアとの連携強化をはじめ、オンラインとオフラインをつなぐ統合マーケティングソリューションの更なる革新、マーケティング・オートメーションを可能にするマーケティング関連ツールと、「Dentsu.io」を連携させたパッケージ商品、ソリューションの共同開発を実施する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス