Microsoftは米国時間7月13日、Linux版「Skype」アプリのアルファ版「Skype for Linux Alpha」をリリースした。
この新しいクライアントアプリはWebRTC(Web Real-Time Communication)クライアントで、Skypeの新しい通話機能のアーキテクチャを利用している。つまり、Skype for Linuxユーザーは、「Windows」「Mac」「iOS」「Android」版Skypeのユーザーとは通話できるが、古いSkype for Linuxクライアントを利用しているユーザーとは通話できなくなるということだ。
新しいアルファ版Skype for Linuxクライアントは、Microsoftのウェブサイトからダウンロードできる。
Microsoftはさらに13日、「Chromebook」またはLinux版「Chrome」ブラウザを利用している人は誰でも、Skypeを利用して1対1またはグループでの音声通話ができるようになったと発表した(Chromebookユーザーはすでに、Skypeでメッセージのやり取りはできるようになっていた)。
同日より、ChromebookまたはLinux版Chromeを利用している人なら誰でも、「web.skype.com」にアクセスしてこの機能を使えるようになった。
Microsoftは次のように述べている。「これもWebRTCをベースにしたSkypeのアルファ版であり、『Skype for Linux』クライアントのアルファ版と同じ機能を引き継いでいる。これは当社にとって、『Microsoft Edge』以外でもORTC(Object RTC)機能を利用できるようにする最初の一歩だ」
Microsoftのブログ投稿によると、ビデオ通話機能や固定電話および携帯端末との通話機能は、Linux版ChromeブラウザとChromebook向けに「近いうちに提供開始」されるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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