Microsoftの組織再編が米国時間7月7日、同社最高経営責任者(CEO)を務めるSatya Nadella氏による全従業員宛ての電子メールで発表された。
Microsoftの最高執行責任者(COO)を務めていたKevin Turner氏が同社を離れ、Citadel LLCの一部門であるCitadel SecuritiesのCEOに就任する。
Turner氏は2005年からMicrosoftのCOOを務めていた。Turner氏は、同社の世界セールス、フィールド、マーケティング、サービス組織、そして、パートナーチャネルを統括していた。同氏はMicrosoftの経営執行チームであるSenior Leadership Teamの一員でもある。
Turner氏に代わる新しいセールスおよびマーケティング統括者を1人置く代わりに、Microsoftはその職務を複数の最高幹部らの間に分散させる。
各幹部の大まかな職務内容を以下に示す。変更は7日付で実施される。
エグゼクティブバイスプレジデントJudson Althoff氏は、Worldwide Commercial Businessを統括する。同部門は、EPG、Public Sector、Small and Mid-Market Solutions and Partners(SMS&P)、Developer Experience(DX)、Servicesを含む商用部門を担当する。
エグゼクティブバイスプレジデントJean-Philippe Courtois氏は、Microsoftの北米と米国外事業全体にわたる13すべての地域を網羅するGlobal Sales, Marketing and Operations、および、グローバルなMarketing and Operations組織を統括する。
最高マーケティング責任者(CMO)のChris Capossela氏は、Worldwide Marketing and Consumer Businessを統括する。これには、同氏が現在統括する世界マーケティングチームに加えて、Consumer Channels Group(CCG)、Microsoft Search Advertising(MSA)、Post-Sales Monetization(PSM)、OEM、Microsoft Retail Storesが含まれる。
エグゼクティブバイスプレジデントKurt DelBene氏は、Corporate Strategyに加えて新たにIT and Operationsも統括する。
最高財務責任者(CFO)のAmy Hood氏は、中央の財務チームに加えて、現在のSales, Marketing and Services(SMSG)財務チームと、Worldwide Licensing and Pricing(WWLP)も統括する。
Althoff氏とCourtois氏は、MicrosoftのSenior Leadership Teamにも加わり、Nadella氏直属となる。Althoff氏の日常業務統括者としての職務を引き継ぐ後任者はまだ決まっていない。
Nadella氏は、今回の再編によってMicrosoftは、「顧客の価値と満足を中心に据え、同社の全部門にわたるフィードバックループを1つに統合」できるとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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