「3D Touch」通知、アプリウィジェット、「Control Center」:3D Touchに対応するiPhone 6sの所有者は、これまでより多くの機能を利用できる。アプリには追加情報を含む小さなウィジェットが追加され、コントロールパネルには懐中電灯やカメラの調整用の新しい設定が追加された。筆者はControl Centerのデザインの変更をそれほど歓迎しているわけではない。音楽再生が2つ目のペインに移行したのに、1つ目のペインに新しいものは何も追加されていないからだ。Appleの「Home」アプリに追加した機器は、3つ目のペインに表示される。しかし、3D Touchの適用範囲が拡大されたことで、今後、アプリを開く頻度が大幅に少なくなる可能性もある。
Homeアプリ:スマートホームが何なのかよく分かっていない人もいるかもしれない。iOS 10には、Appleの新しいHomeアプリが搭載されている。このアプリを使うと、「HomeKit」対応機器を1カ所に集約して、便利に利用することができる。残念ながら、筆者はHomeKit対応機器を1つも持っていない。Homeアプリは、次に何を買う必要があるのかを教えてくれなかったので、筆者はこのアプリをテストすることができなかった。
予測候補を表示:「I'm free at」(~時に予定が空いている)や「Where are you?」(今どこ?)、そして「What is Jane's phone number?」(Janeの電話番号は?)といった文を入力すると、iOS 10が未入力の部分の予測候補を表示してくれる。理論上ではそのはずだ。筆者が試したときは、うまくいかなかった。理由は分からない。読者の皆さんが試したら、うまくいくかもしれない。
再設計された「Maps」:筆者は実際に新しいデザインを使って運転してみた。見た目がすっきりしたおかげで、ダッシュボード上で視認しやすくなった。しかし、Mapsにアクセスできるサードパーティーアプリはまだ登場していない。
新しいデザインのNewsアプリ:Newsの新デザインの変更点は非常に細かいものなので、ユーザーはそれに気づきさえしないかもしれない。そもそもAppleのNewsアプリを使ったことさえない、という人もいるかもしれない。このアプリはよくできたニュースアグリゲータだが、特別優れているわけではない。
「iPhone」向けiOS 10の初のベータ版は、いくつかの便利な追加機能を含むが、決して革新的なものではないと筆者は感じた。さまざまなサブ機能や機能は分かりにくく、把握、あるいは管理するのさえ困難だと思うようになった。
iOS 10がもたらし得る最大の改善点は、まだ登場していない。具体的には、MessagesやSiri、Mapsなど、よりオープンになった新機能にアクセスできるサードパーティーアプリのことだ。アプリ側がそれらの機能を最大限に活用するかどうかは、現時点では分からない。もちろん、iOS 10で登場する機能は、ほかにもたくさんある。今回紹介したのは、ほんの一部だ。まだ完全な機能セットを全て利用できるようにはなっていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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