タイの現地スタッフと切磋琢磨し奮闘--MicroAd Thailandの日本人女性3人に聞く - (page 2)

海外への興味と持ち前の柔軟性で抜擢

――3人それぞれの仕事内容と、タイ勤務のきっかけを教えてください。

達川さん 学生時代にコールセンターでアルバイトをしていた経験を生かして、日系企業を中心に電話をかけて営業しています。何度電話でお話をしても提案までたどり着けないこともあり、くじけそうなときもありますが、そこは頑張ろうと思います。

 学生時代に米国に1年間の語学留学をしたことがきっかけで海外で働きたいと思うようになりました。他社の海外インターンシップに参加し、ベトナムで吉村さんと出会いました。同世代の女性が海外で活躍していることに刺激を受け、タイ支社への配属を希望しました。

電話対応が得意な達川さん。大手企業にも積極的にアプローチし、アポを獲得する
電話対応が得意な達川さん。大手企業にも積極的にアプローチし、アポを獲得する

吉村さん 日系企業を担当する営業チームのリーダーとして、個人やチーム全体の数字を管理しています。達川と山田と3人で、デジタルマーケティングの営業と企画、顧客サポートを担当しています。

 海外勤務のきっかけは、幼少期をニューヨークで過ごしたことです。幼い頃から多民族が集まる社会で育ったことで、多くの人と出会い、さまざまな価値観を知りたいと思うようになりました。

 大学卒業後、弊社のシンガポール現地法人勤務を経て、2015年1月にタイに移りました。東南アジアも多民族社会なので、ダイバーシティを楽しんでいます。

「困ったとき、東南アジア各国で働く仲間たちと助け合える環境が弊社の強み」と話す吉村さ
「困ったとき、東南アジア各国で働く仲間たちと助け合える環境が弊社の強み」と話す吉村さん

――マネジャーの山田さんは、タイ法人を統括する役割を担っていますね。

山田さん はい、営業だけでなく組織マネジメントまで幅広く任されています。自分ではリーダータイプではないと思っているのですが。最近の課題はマネジメントに関する知識が不足していることだと感じています。

 たとえば、社員のモチベーションアップについては、日頃から社員一人ひとりの考えやキャリアの希望に耳を傾けるために、月に一度はみんなと食事に出かけて話をするなどして、信頼関係を築くことを心がけています。

タイ勤務をきっかけに英語を勉強し始めた山田さん。
タイ勤務をきっかけに英語を勉強し始めた山田さん。オフの時間は語学学習に励んでいるそう

 日本本社で広告営業を担当した後、市場が伸びている東南アジアに興味を持ち、タイへ移住しました。MicroAd Thailandの立ち上げに携わり、現在にいたります。タイはネット広告市場だけでなく、街全体や若者たちの熱気と向上心もすごい。そうした活気を肌で感じています。

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