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スマホ起点でイヤホンを開発--ソフトバンクC&Sはなぜ自社開発にこだわるのか - (page 3)

加納恵 (編集部)2016年06月08日 07時30分
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あえて量産向かない作りを採用するこだわり

--SE-5000HRは、ハイレゾ対応ながら税込価格が8880円とかなりリーズナブルだと思います。これだけ低価格で提供できる要因はどこにあるのでしょう。

石川氏 スマートフォンがこれだけハイレゾ対応になっている中、存分に楽しんでいただけるイヤホンをラインアップしようという思いから挑戦的な値付けにしたことは事実です。

 モデル自体は削り出しのメタルボディで量産には向きませんし、先ほど申し上げた通り調色にもかなりの時間がかかっています。そう考えるとこの価格で出せたのは、血の滲むような企業努力かなと(笑)。

大平氏 正直ハンドメイドに近いぐらいのこだわりで作っています。

石川氏 ただソフトバンクグループは「チャレンジしてくれる会社」と認識していただけていると思うので、私たちの考える普及価格で、ハイレゾを存分にスマートフォンで楽しんでほしい。その思いが価格に反映されています。

--自社開発でイヤホンを作るようになって変わった部分はどこですか。

石川氏 思い通りのモデルを作れるようになったことですね。ノイズキャンセリング機能1つとっても、私たちが思い描くのは、通勤、通学途中のバスや電車内の騒音をきちんとキャンセルできて、かつ音楽が聞き取りやすいこと。日本人のライフスタイルにあったノイズキャンセル機能が必要です。

 ノイズキャンセル機能にそんなに差異はないと思われるかもしれませんが、私たちが狙ったノイズをキャンセルするのはOEMでは得られません。

--自社開発にこだわる理由は。

小宮氏 納得のいくものを提供したいという思いですね。

石川氏 ソフトバンクだからこそ作れるものをお客様に届けたいですから。キャリアメーカーとして単に製品を届けるだけでなく、エクスペリエンスも届けるためにも自ら開発しています。それが世の中にあるものとないものがあって、ないものであれば、私たちが開発します。あとは「ソフトバンクはスマホのイヤホンでもやるな」と思われたいからですね(笑)。

--どのモデルも根底にあるのはスマートフォンとの親和性ですね。

石川氏 そうです。スマートフォンとの相性をとことん考えた上で、さらに使い勝手の面でも徹底していて、リモコン部分の操作検証はスマートフォンのすべてのモデルで実施しています。

 そのためか、ソフトバンクのスマートフォンでしか使えないのでは、と思われてしまうところが難点で、キャリアに関係なく使えることも今後はアピールしていきたいと考えています。そうした使い勝手の面の不安を払拭するためも込めて店頭ではぜひ一度手にとっていただきたいと思います。

「WS-7000NC」
Bluetoothモデル「WS-7000NC」
「WS-7000NC」のデザインイメージ
「WS-7000NC」のデザインイメージ。リモコン部には電源やノイズキャンセリングのオン、オフボタンを設けているが、正面からは一切ボタンが見えない、すっきりとしたデザインに仕上げている

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