インテル、「Broadwell-E」を発表--最大10コアのデスクトッププロセッサ - (page 2)

Claire Reilly (CNET News) 翻訳校正: 編集部2016年06月01日 07時44分

 コア数が多いだけではないことを示すためにIntelは、実際に最速のコアを特定するために個々のチップをテストする「Turbo Boost Max」技術も搭載している。これは、製造のわずかなばらつきによってコアの性能に違いが生じる可能性があるためだ。この技術により、できるだけ高速なシングルコア動作を必要とするタスクを、チップ上の最良のコアに割り当てることができる。

次世代Broadwell-Eチップ
次世代Broadwell-Eチップ
提供:Intel

 IntelのExtreme Edition最上位チップである「i7-6950X」の特長は以下のとおり。

  • 10コア、20スレッド
  • 8コアと6コアのオプションも提供
  • Turbo Boost Max Technology 3.0
  • 4チャネルメモリのサポート
  • 25Mバイトのスマートキャッシュ
  • 完全にアンロックされている(オーバークロックを行うための柔軟性を提供)

 上記の機能が基本的に連携して動作することで、4KゲームやVRコンテンツ制作などのアプリケーションによって求められるより高い負荷に対応するチップとなっている。

 Intelは例として(同社独自のベンチマークテストに基づく)、4K動画編集や360度動画制作が前世代のチップよりも25%高速になると述べている。PCゲーマーは、4Kでプレイし、「Twitch」において1080pでライブストリーミングし、ゲームプレイ動画をキャプチャして、それをトランスコードして「YouTube」にアップロードする作業を、Broadwell-Eでは約25%高速(前世代の「Haswell-E」と比較)に実行できるという。

最新プロセッサに10コアあることを示すダイマップ
最新プロセッサに10コアあることを示すダイマップ
提供:Intel

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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