Googleは、仮想現実(VR)向けに設計された「YouTube」アプリを2016年秋にリリースする計画だ。ヘッドマウントディスプレイを装着して、従来の動画だけでなく、頭の向きを動かしてより没入的な体験ができる360度動画も楽しめる。
この「YouTube VR」は、当初Googleの新しいVRプラットフォーム「Daydream」専用となり、「Android」スマートフォンの一部で利用できる。「iPhone」、サムスンの「Gear VR」、および「Oculus Rift」との互換性については、今のところ言及されていない。だが、Daydream対応デバイスであれば、YouTube VRでも、ユーザーがこれまでに保存した動画やチャンネル登録はそのまま引き継がれるはずだ。
YouTube VR担当のプロダクトマネージャーKurt Wilms氏によれば、YouTube VRでは、VRヘッドセットを装着すると動画は正面中央に表示され、視界に浮かび上がるアプリのメニューを使って次に見たい動画を選んでいる間も、絶えず再生が続けられるという。また、キーボードから文字を入力せずに音声で動画を検索したり、動画を次から次へと切り替えてチャンネルサーフしたりすることもできる。
従来型の動画に関しては、ユーザーの仮想空間内のどこへでも画面を移動させ、リサイズできる。「ユーザーは自分だけのパーソナルな映画館を手に入れる」と、Wilms氏は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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