Tangoの魅力的な動作は、2016年に入ってからMobile World Congressで紹介されており、Lenovoが開発中のスマートフォンも間もなく発売される(Lenovoは、Google I/Oの数週間後にベイエリアで開発者向け会議を予定している)。
Androidのアップデートは、Google I/Oでのお約束だ。2014年には、Google I/Oで「Android L」が発表され、その後2014年秋に正式版の「Android 5.0 Lollipop」がリリースされた。2015年も同様に、「Android M」を発表してから「Android 6.0 Marshmallow」をリリースしている。2016年は少し違うパターンだ。Googleは「Android N」(正式名称は未発表)のスケジュールを前倒しし、3月に開発者向けプレビュー版を披露した。
2016年のGoogle I/Oでは、「What's new in Android」(Androidの新機能)セッションが予定されているため、Android Nの次の開発者向けプレビューではないとしても、少なくとも何らかのアップデートがあることは間違いない。
Googleのもう1つの重要OSで、ブラウザベースの「Chrome OS」はどうだろうか。2015年10月には、ChromeとAndroidが2017年に統合されるとのうわさが大きな話題になった。Chrome固有の開発者向けセッションが日程表に見当たらないため、Chrome OS関連の新しい発表があるかどうかは、誰にもわからない。
Googleは、「Amazon Echo」と同じように話しかけることのできる家庭用スピーカを開発している可能性がある。詳しい情報は少ないが、社内では「Chirp」と呼ばれていると報じられており、「OK Google」コマンドに応答して気象情報を答えたり、ウェブ検索や音楽のコントロールに使えたりするという。Google I/Oでは登場しないとのうわさもあるが、まだどうなるかわからない。
今回のGoogle I/Oは、Googleが組織改編で「Alphabet」となり、巨大帝国の他の部門が別会社となってから、初めて開催される。姉妹プロジェクトや系列企業が、Google I/Oの基調講演に登場するかどうかは不明だ。Nestが主導するスマートホームデバイスや、「Google X」による自動運転車が登場する可能性もある。あるいは、もっと本業に専念し(その可能性の方が高い)、純Googleの製品とサービスだけに重点を置くのかもしれない。これには、上述した製品に加えて、YouTubeや「Google Maps」、そして昔ながらの「Google Search」などが考えられる。
Google I/Oは米国時間2016年5月18日に開幕し、大規模な基調講演が太平洋標準時午前10時に始まる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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