Googleの年次開発者会議「Google I/O」は、米国時間2016年5月18〜20日に開催される。Googleの最高経営責任者(CEO)を務めるSundar Pichai氏は同1月12日午前、この日程をツイートで発表するとともに、同イベントが「10年前に開発者会議のすべてが始まった本社の近く」に戻り「マウンテンビューにあるショアライン・アンフィシアター」で開催されることを明らかにした。
Google I/Oは例年、サンフランシスコのモスコーンセンターで開かれているため、2016年は会場が変更されることになる。スケジュールや取り上げられる話題など、その他の詳しい情報は発表されなかった。
2015年のGoogle I/Oでは、後に「Marshmallow」と名付けられる「Android M」が発表され、アプリ権限のきめ細かい制御、バッテリ持続時間の延長、「Android Pay」といった便利な機能が追加されることが明らかにされた。「Brillo」や「Weave」の発表によって、IoTに対するGoogleの取り組みもさらに明らかになった。また、「Google Now」には「On Tap」機能が追加されて、よりコンテキストに応じたアプリによる情報が得られるようになった。
では、2016年のGoogle I/Oでは何が発表されるだろうか。
Androidのまったく新しいバージョンが発表されるとは筆者は思っていないが、同モバイルプラットフォームに加えられる予定の微調整や改良が発表される可能性は高い。
複数のアプリを同時に画面上に表示する機能が追加されれば、「Google Pixel C」タブレットの魅力がもう少し増すかもしれない。
Pixel Cに、Androidと「Chrome」の2つのOSのデュアルブートモードが装備されればさらに望ましい。
「Chromebook」や、2015年にはほとんど動きがなかったChrome OSプラットフォームについて新しい話題が聞けることを筆者は望んでいる。AndroidアプリをChrome OSに取り込むというGoogleがこの2年間取り組んできた作業がどこまで進んでいるのかについては、特に興味がある。スマートウォッチにネイティブなセルラー接続などの新機能が搭載されつつある中、「Android Wear」についても何らかの発表があるはずだ。
また、さらに多くのGoogleハードウェアパートナー企業が、「Project Fi」のサポートを発表することも筆者は望んでいる。Project Fiはトリプルネットワーク対応の音声およびデータサービスで、現時点では「Nexus」端末のみに限定されているが、筆者は非公式ながら、最新スマートフォン「Moto X Pure Edition」での動作に成功している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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