グリーは北米VR、楽天は1億ドル増額--各社が“海外投資”を強化

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 4月12日、グリー、楽天と大手事業者による海外への投資の発表が相次いだ。

 グリーは、VR(バーチャルリアリティ)向けソフトやコンテンツの開発に取り組む、北米のスタートアップ企業を支援する新ファンド「GVR Fund」を設立したと発表した。出資者はグリー、コロプラとその子会社であるコロプラネクストが設立したVR専門ファンド「Colopl VR Fund」、ミクシィの3社。コミットメント総額は1200万ドルにおよぶ。

グリーのVR事業戦略
グリーのVR事業戦略

 グリーは2011年に北米に進出している。さまざまなスタートアップ企業や投資家とのネットワークを構築し、今後はゲーム領域のみならず、ソフトウェアやコンテンツを提供するVRスタートアップ企業に積極的に投資していく予定だ。また、GREE VR Studioなどで培ってきたVR業界での知見とネットワークを活用して、投資先企業をバックアップする。

 すでに1月からVR企業への投資を開始しており、2社に対して投資を実行済み。これらの投資企業は、今後順次GVR Fundに移管する予定だという。

楽天は1億ドルを増額

 また、楽天グループのベンチャーキャピタルであるRakuten Venturesも同日、2014年6月に組成したグローバル・ファンドの運用資産として新たに1億ドルを増額したと発表した。

 Rakuten Venturesは、インターネットサービスを世界規模で進化させることに重点を置き、スタートアップ・エコシステムを支援するために2013年に始動。現在では2億ドルのグローバル・ファンドと日本国内を対象とした100億円のファンドを運用している。

 Rakuten Venturesでは、従来のグローバル・ファンドにおける「アーリーステージ」投資の実績を踏まえ、「Rakuten Ventures Japan Fund」を1月に組成。今回の増額を受け、グローバル・ファンドは組成当時の1億ドルから2億ドルへと倍増し、運用資産額は累計で約2億8500万ドルに達している。

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