Steve Jobs氏は1997年、Appleの事実上のCEOとなった。当時CEOだったGil Amelio氏の解任から、ほどなくしてのことだ。Jobs氏は、冗談で自身を「iCEO」と呼んだが(「i」は暫定を意味する「interim」)、倒産寸前だったAppleを再建する行動は迅速だった。Microsoftと交渉して、1億5000万ドルの出資と、Mac向け「Office」の向こう5年間のサポートという合意を取り付けたかと思えば、数多くのApple製品を打ち切っている。携帯端末「Newton」も、このとき切り捨てられた製品の1つだ。