Microsoftは、「Xamarin」のソフトウェア開発キット、ランタイム、ライブラリ、コマンドラインツールをオープンソース化する計画である。
また、Xamarinのエンタープライズ機能を「Visual Studio Enterprise」および「Visual Studio Professional」に追加コストなしで組み込む予定であることを、Microsoft関係者らは米国時間3月31日、開発者会議「Build 2016」の2日目の基調講演で明らかにした。さらに同社関係者らは31日、「OS X」向けの「Xamarin Studio」を、個人や小規模チーム向けに「Community Edition」として無料で提供すると述べた。
この発表は、31日のBuild参加者らによって盛大な拍手で迎えられた。
Microsoftは2月24日に、クロスプラットフォームのモバイル開発ツールベンダーであるXamarinを買収した。買収価格は公表されなかったが、Bloombergは約4億ドルと見積もっていた。
MicrosoftがXamarinを買収する計画だといううわさは数年前から出回っていた。
C#開発者はXamarinのツールを使用することによって、「iOS」「Android」「Windows」用のアプリを構築することができる。これまで、Xamarinの価格に不満を抱く開発者は多かった。
Microsoft幹部らは、Xamarin SDKのコアコンポーネントを.NET Foundationに公開する予定だと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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