アップルは3月31日、4インチの「iPhone SE」と「9.7インチiPad Pro」の販売を開始した。
長らく行列を風物詩としてきたiPhone/iPadの発売日だが、近年は事前の購入予約に変わってきたことや泊まり込みを禁止する動きなどもあり、従来ほど長蛇の列は見られなくなっている。
それでも、アップルストア表参道には、10時のオープンに先駆けて9時半時点で20名程度、オープン直前には40名以上が並んだ。オープンの10秒前からスタッフがカウントダウンをスタート。恒例のハイタッチで店内に入場した。今回はソフトバンク、KDDI、NTTドコモの発売セレモニーはなかった。
最近は、SIMフリーモデルも同時に発売されるため、ユーザーの選択肢は広がっている。アップルストアでは、SIMフリーモデルの購入はもちろん、ソフトバンク、KDDI、NTTドコモの機種変更や契約も行えるようになっている。
現在のiPhone 6sと同様に、iPhone SE、9.7インチiPad Proともにシルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色をラインアップする。iPhone SEの容量は16Gバイトと64Gバイトの2種類で、SIMフリーモデルの税別価格は16Gバイトが5万2800円、64Gバイトが6万4800円だ。
9.7インチiPad Proの税別価格は、Wi-Fiモデルの32Gバイトが6万6800円、128Gバイトが8万4800円、256Gバイトが10万2800円。Wi-Fi+Cellularモデルは、32Gバイトが8万2800円、128Gバイトが10万800円、256Gバイトが11万8800円。
アップルストアでは、iPhoneを下取りに出すとその場で下取り額分を値引いてくれる。オンラインでは、スマートフォンを送付(送料無料)すると、追ってApple Storeギフトカードが届く。各キャリアも下取りプログラムはあるが、それらよりも最大買取額が3万6000円(iPhone 6 Plus)と高い。また、月々の料金から割り引くのではなく、購入代金から一括で割引く、あるいはギフトカードとしてまとめてもらえるメリットがある。詳細はウェブサイトに記載されている。
同日に訪れた男性は、iPhone 6を下取りに出し、iPhone 6の最大額となる3万1000円を得て差額でiPhone SEを購入した。下取りのことはアップルストアに来て知ったという。4.7インチから4インチへと画面が小さくなることは「特に気にならない」といい、「ちょうど迷っていたところなので、何もかもタイミングがよかった」と語った。
どこが変わった4インチ「iPhone SE」--現行・過去モデルとスペック比較CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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