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4インチ「iPhone SE」レビュー--小型スマホの逆襲 - (page 2)

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画面が小さくなって変わったこと

 1週間ほどiPhone SEを使用する中で、ラスベガスへの出張や、イースターの週末のレジャーなどを経験した。

 小型のiPhoneは、ジャケットからジーンズまで、あらゆる服装のポケットにも収まる。当たり前のように聞こえるが、iPhone 6s Plusは筆者が気に入っているジャケットの胸ポケットには幅が広すぎて入らないし、ジーンズの前のポケットだと窮屈でならなかった。

 加えて、特に荷物が多い空港では、片手でしっかりと握れるホールド感もメリットだった。両手にバッグやトランクを持ちながら、搭乗券代わりになっているiPhone SEをスキャンさせ、ゲート前でApple Payでコーヒーを買う。一連の動作を通じて、筆者の手にとっては4インチのスマホが最適であることを体験した。


iPhone SEを使用する中で、ラスベガスへの出張や、イースターの週末のレジャーなどを経験した
iPhone SEを使用する中で、ラスベガスへの出張や、イースターの週末のレジャーなどを経験した

 ただ一方で、画面の小ささから、あまり多くのことをしようとは思わなくなったのも事実だ。

 これまで、KindleやReederなど、電子書籍やニュースを読むのはiPhone 6s Plusで済ませてきたが、iPhone SEではすすんでニュースを見なくなった。また、メッセージを片手フリックで入力できる点は素晴らしいが、そのスレッドの以前のメッセージを確認するために、いちいち画面の半分を覆うキーボードを隠さなければならない点も、不便だった。

 スマートフォンの大半はディスプレイで構成されているため、デバイスのサイズとディスプレイの広さは比例する。より多くのことをスマートフォンで済ませたいなら、大画面のスマホを選ぶべきだ。

 でも、コンパクトさを優先するならiPhone SEを選んで、タブレットなどの他のデバイスを併用すべきだろう。ちょうど、AppleはiPad Pro 9.7インチモデルを3月31日に発売する予定だ。

小型スマホの逆襲

 iPhone SEは、コンパクトサイズを待ち望む人々と、低価格で最新の機能を使いたい人々の双方をカバーする「2015年モデルのスマートフォン」だ。発売年と年式がずれているのは、2016年9月には「2016年モデルのスマートフォン」としてiPhone 7(という名称になると思われる)が登場するからだ。

 画面サイズとスペックが連動してきたスマートフォン市場において、コンパクトな好みのサイズに最新機能を凝縮した小型デバイスは、Appleにとっても、スマートフォン市場全体にとっても、ユニークな存在だ。

 前述の通り、iPhoneラインアップ上の差異をつけつつも、大きな妥協をしなかった点で、最新機種として選択しても後悔はないだろう。最新スペックを得たいなら、これまで大画面のiPhoneを選択するしかなかった中で、コンパクトを好む人々も同様の体験ができる良い機会だと考える。

 Apple初となるiPhoneラインアップの戦略性を感じられた点は新鮮だった。Appleがコンシューマテクノロジーのトレンドを決めてきた現状を考えると、あるいは、秋頃までには、最新テクノロジーを搭載した小型スマホへの取り組みが、より盛んになっていくかもしれない。

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