Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は米国時間3月21日、「Apple TV」OSの最新ソフトウェアアップデートである「tvOS」バージョン9.2のダウンロード提供を開始したことを発表した。
Apple TVにどのようなアップグレードが加えられたのだろうか。これまでのベータ版に示されていたように、そのほとんどが同機器を使いやすくすることを目的としている。その一部を紹介する。
Apple TVアプリストアはかつてないほど充実しているが、これまで「Siri Remote」による音声検索は利用できなかった。これが今回、利用できるようになっている。特定のアプリタイトルに加え、「Games」などのカテゴリをSiri Remoteに対する音声入力によって検索することができる。
Siri Remoteの便利な利用方法が追加されている。ユーザー名やパスワードといった面倒なテキスト入力操作に対し、画面に表示されたキーボード上で指を水平方向にスワイプしながら文字を入力する代わりに、文字、番号、記号を1つずつSiri Remoteのマイクに音声で入力することができる。ただし、「#$@~」といった文字を正しく発音するように気を付けてほしい。
ホームページ上にアプリがあふれ返ってはいないだろうか。今回ようやく、「iPhone」や「iPad」と同じように数回のクリックで、それらをカスタムフォルダに整理できるようになった。また、実行中アプリの切り替えが可能なアプリスイッチャーが、洗練されたデザインに刷新されている。
バージョン9.2へのアップデートは21日、すべての新しい(2015年版)Apple TVを対象に無償アップグレードとして提供開始されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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