2016年夏に、「Xbox One」でついに「Windows 10」アプリが実行可能になる。
Microsoft Game Studiosの主席グループプログラムマネージャーを務めるJason Ronald氏は、Xbox OneにおいてWindows 10ユニバーサルアプリがサポートされる予定であることを今週開催のGame Developers Conferenceで明かした。Business Insider(BI)が米国時間3月17日に報じている。さらにMicrosoftは、「Xbox Store」と「Windows Store」を1つの仮想ショッピングプレイスに統合して、ユーザーがXbox OneとWindows 10のアプリを同じ場所からダウンロードできるようにする予定だという。
Windows 10とXbox Oneの統合は、すべての自社製品を単一のプラットフォームに統合することを目指してMicrosoftが推進する取り組みの流れを汲むものである。Microsoftは、Windows 10をできる限り多くのユーザーに利用してもらおうと考えており、今回の橋渡しによって、Xbox One所有者によるWindows 10へのアップグレードが促進される可能性がある。この動きの背景には、自社ソフトウェアによってユーザーの機器の強化を図ろうとするAppleやGoogleといった大手技術企業の戦略がある。
一方、MicrosoftはXbox Oneの需要をさらに高めたいとも考えている。Xbox Oneの販売台数はこの数年間、ソニーの「PlayStation 4」に完敗を喫している。
Microsoftは同カンファレンスにおいて、「Xbox Live Tournaments Platform」も発表した。この機能によって、Windows 10とXbox Oneのゲームを作成する開発者らは、独自の仮想競技スポーツリーグを設定することができるとBIは報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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