Googleの「Transparency Report」(透明性レポート)に、Googleおよび特にトラフィックの多いウェブサイトにおける暗号化の進捗を追跡した専用のページが追加された。
「GoogleでのHTTPSへの対応」と題された新しいセクションでは、HTTPSへの移行を進めるGoogleの進捗状況を追跡する。
Googleは、まず2014年に「Gmail」でHTTPS接続を必須として、それ以降は同じ措置を「Drive」と「Search」にも広げていった。しかし同社は、この暗号化標準を「Maps」「Ads」「News」「Finance」など他の製品に導入するにあたって現在も技術的障壁に対処中だと述べている。
Googleはさらに、この新たな透明性セクションを使って、暗号化されたHTTPS通信を利用しているGoogleリクエストの合計数を提供する。Googleの概算によると、現時点で集計に含めているウェブサイトは、インターネット上の全ウェブトラフィックの約25%を占めるという。
Googleは、今や同社のサーバに寄せられるリクエストのうち、75%超が暗号化された接続を使用中だと述べている。また、同社のサーバに向かう暗号化されていないトラフィックの95%超は現在、モバイルデバイスから来ている。
Googleはブログ投稿で、「このプロジェクトにおける当社の目的は、自らの説明責任を果たすとともに、他社にも暗号化を呼びかけることで、ウェブが誰にとっても一層安全になるようにすることだ」と述べた。
加えてGoogleは、ユーザーとサイト管理者がウェブサイト上で発行されたSSL証明書の有効性を確認できるログビューア「Certificate Transparency」(証明書の透明性)も作成した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?