「グーグルがAndroidの独占的地位を乱用」との見解、露裁判所が支持

Jake Smith (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2016年03月15日 12時21分

 Googleはロシアで独禁法違反の指摘を受けている問題で、上訴を退けられた。同国の連邦反独占庁(Federal Antimonopoly Service of Russia:FAS)は、Googleが「Android」の独占的地位を利用して自社のアプリやサービスをユーザーに強制し、競争を阻害したとしていた。

 モスクワの仲裁裁判所は現地時間3月14日、次のように述べた。「訴訟の審理中、FASの委員会は、Googleがロシア連邦向けに発売されるAndroid OS搭載のモバイルデバイスにプリインストールさせる目的で、モバイルデバイスメーカーにアプリストアの『Google Play』を提供していることを確認した。アプリストア提供の条件には、Googleのアプリと同社の検索エンジンをプリインストールし、モバイルデバイスのメイン画面に配置することを義務付ける内容が含まれている」

 今回の控訴審の裁定に先立ち、FASは2015年後半、独占禁止法違反だとFASが主張する問題についてGoogleが適切に対処するよう命じていた。

 Googleに対する独禁法違反の捜査は、ロシアの検索エンジンYandexがFASに対して苦情を申し立てたことから始まったものだ。

 The Wall Street Journalによると、Googleはこの日の裁定に対して申し立てることができるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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