KDDIは3月3日、東急不動産が展開する会員制サテライトオフィス「Business-Airport(ビジネスエアポート)」丸の内店の一部に、2月18日にオープンした「Business-Airport Area KDDI 丸の内」を披露した。企業のメインオフィスやサテライトオフィスとして利用できる個室スペース「サービスオフィス」と、商談やイベントなどに利用できる共用スペース「シェアワークプレイス」が設けられている。
Business-Airport Area KDDI 丸の内は、ビジネスエアポートの従来サービスに加えて、請求書発行や出張手配、ITトラブル対応、機器設定サポートなどをする「専用コンシェルジュサービス(オフィスコンシェルジュ/ITコンシェルジュ)」や、タブレットが利用できる環境を備えた。また、多言語に対応した「三者間通訳サービス」により、海外の顧客ともコミュニケーションできる。
サービスオフィスは、全営業日24時間利用できる個室スペース。法人登記が可能なため、スタートアップや小規模企業のメインオフィスとしても利用できる。個室での有線LANやコンシェルジュによる来客対応、郵便物受取り、ルームクリーニングなどのサービスも受けられる。料金は月額9万9000円から。
シェアワークプレイスは、無線LAN、電源、飲料サービス、ライブラリーなどの機能を兼ね備えたフリーアドレス型のビジネスラウンジで、法人登記はできない。料金は、マスター会員が月額3万円、フルタイム会員が月額2万円、1DAY会員が1日3000円。
東急不動産のビジネスエアポートは2013年3月にオープンし、現在は青山、品川、東京、丸の内に計4店舗を構えている。東急不動産 都市事業ユニット 都市事業本部 ビル運営事業部 事業運営グループ グループリーダーの和田真理氏は、「ただのレンタルオフィスではなく、ラウンジ機能などによって、会員同士のコミュニケーションや新たな事業が生まれる場にしたい」と話し、KDDIと連携することによるIT機能の充実化に期待を寄せた。
また、KDDI ソリューション事業本部 ソリューション事業企画本部 事業企画部 部長の山崎雅人氏は、ビジネスソリューションを提案する中小企業向けの「KDDI まとめてオフィス」を提供する中で、遠隔ではなく対面でコミュニケーションしながら、顧客のニーズを汲みとって最適なソリューションを提供できる空間を探していたと説明。同社のコンセプトに合致するビジネスエアポートを展開する東急不動産と組むことで、これを実現できると語った。
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