将来のiPhoneでは、画面に触れず、指や手を画面の上で動かすだけで操作できるようになるかもしれない。Appleは、タッチパネル上で動かした指などの動きを検知し、それをデジタル機器の何らかの機能に割り当てる技術を考案。
この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間2月2日に「PROXIMITY AND MULTI-TOUCH SENSOR DETECTION AND DEMODULATION」(特許番号「US 9,250,734 B2」)として登録された。出願日は2015年3月23日。
この特許は、何らかの近接センサを備えるタッチセンサまたはタッチパネルを使い、指や手など体のどこかが近づけられたこととその位置、そしてその状態で動かされていることをイベントとして検知したうえで、そのイベントを何らかの制御や機能のトリガーとして利用する技術を説明したもの。これを応用すると、指を画面に触れさせず近くで動かすホバー操作が可能になる。
もっとも重要な第1クレーム(請求項)では、近づいたことを検出する具体的なセンサの種類は限定していない。第4クレームで、センサとして赤外線(IR)の発信器と受信機に言及している。現実的には、赤外線対応のLEDとセンサの組み合わせが想定されるだろう。
実施例の説明に使われた図を見る限り、iPhoneやiPadなどのようなスマートフォン、タブレットだけでなく、異なる形態の操作デバイスへの応用も考えているようだ。
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