Googleが、スマートフォンの設計で各種ハードウェアメーカーへの依存度を軽減し、「Nexus」スマートフォンプログラムを自社の管理下に置くことを検討しているとThe Informationが報じている。Googleの最高経営責任者(CEO)を務めるSundar Pichai氏は、NexusプログラムをGoogle社内で「垂直統合」したい考えで、GoogleがAppleと同様の方針をとる可能性をうかがわせている。
Googleの計画は、Foxconnなどの企業と製造契約を結ぶというもので、次のNexusスマートフォンはGoogleブランドのみとなる可能性がある。これは、Appleと非常によく似た体制といえる。Appleは「iPhone」を社内で設計し、製造を外部委託している。
Googleは「Pixel」端末で、これに似たパートナーなしの体制を既に採用している。Pixelにはさまざまなサプライチェーンパートナー製の部品が搭載されているが、製品はGoogle以外のブランドで提供されていない。
2010年に開始されたNexusプログラムには、HTC、LG、Huawei(ファーウェイ)、サムスン、Motorolaといった複数のハードウェアパートナーが参加している。HTCは、Pichai氏指揮下のこの新しい動きをネガティブにとらえるかもしれない。HTCは次期Nexusスマートフォンを製造すると想定されていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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