仕事でもプライベートでも、自分がどれだけGoogleに依存しているかを考えると、恐ろしくなる。Googleの重要サービスはすべてiOSでも利用できるが、あらゆるものと統合されたAndroidが恋しい。Moto X Pureはホーム画面が「Google Now」だったので、必要な情報は何でもそこで確認できた。通勤と帰宅の交通情報、荷物の追跡、株価情報、興味に基づいてサジェストされる記事などだ。
Androidでは、OSのほぼ隅々までユーザーが自由に操作できる。テキストメッセージのアプリ、アイコンのデザイン、デフォルトのウェブブラウザなどの変更が可能だ。iOSでは、多様なサードパーティー製キーボードを選べるが、どんなアプリもデフォルトで使うアプリに設定することはできない。
iOSの方が、操作に必要な手順が多いこともわかった。たとえば、Androidでは特定のWi-Fiネットワークへの接続を通知のプルダウンから実行することができる。iOSの場合、Wi-Fiのオン/オフ切り替えは「Control Center」(ホーム画面で上方向にスワイプすると表示されるメニュー)からできるが、特定のネットワークを選ぶには「Settings」アプリを開いて「Wi-Fi」をタップしなければならない。
近日リリース予定のiOS 9.3アップデートでは、Settingsアプリで「3D Touch」を使い、Wi-Fi設定に直接移動できるようになるが、それでも通知メニューをプルダウンするほど速くはない。
全体としては、楽しめる体験だった。iPhone 6sはすばらしいスマートフォンであり、ほとんどの人にお薦めできる。カメラはトップクラスで、動作はスムーズ、OSのナビゲーションも簡単だ。
だが、最終的にiPhoneを使い続けるつもりはない。筆者にはAndroidの方がしっくりなじむからだ。自分としてはAndroidデバイスの方が効率がいいし、Googleとの深いレベルでの統合も気に入っている。カスタムアイコン、ランチャー、ウィジェット、ホーム画面などを使って、自分のデバイスを独自のルックアンドフィールにできる点も好みだ。
少なくとも、今はこれが結論だ。GoogleとAppleが2016年にどんなものを用意してくるか、注目したい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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