VAIOは1月27日、新VAIO Zと「S Line」としてVAIO S13、VAIO S15の計3モデルを発表した。それぞれ個人向け標準モデルとカスタマイズモデル(VAIO OWNER MAOEモデル/法人向けカスタマイズモデル)が用意される。これによりVAIOのラインアップは、「Z Line」と「S Line」に集約される。
なお、新VAIO Zでは、現行機種の「フリップモデル」のほか、スタンダードなノートPC形状である「クラムシェル」型の「VAIO Z(クラムシェルモデル)」を追加した。
Z Lineは、「Z ENGINE」を搭載し、モバイルの枠を超える圧倒的なパフォーマンスで、ビジネスツールとしての完成度を極限まで高めたフラグシップラインだ。VAIOの理念である生産性を高める「快」を最高レベルで体現したという。具体的には、いつでもどこでもすぐに作業にとりかかれる「レスポンス」、静寂キーボードや必要なインターフェースの実装、タッチ&ペンなどの「インプット」、音質や高精細ディスプレイなどの「アウトプット」、「質感・剛性」──の4つの差異化軸を追求している。
液晶を回転できる「フリップ機構」は好評を得た一方で、通常のクラムシェル型を求める声もあったことから、2つのラインアップ展開を決めたという。
クラムシェル型の採用によって、軽量化(従来比、約170g減)できたほか、省電力化によって長時間駆動(従来比、約12時間増の最大約27時間)を実現した。
VAIO Z フリップモデルは、タッチパネル搭載モデルのみ。VAIO Z クラムシェルモデルは、タッチパネル非搭載モデルのみラインアップされる。
なお、個人向け標準仕様モデルとカスタマイズモデル(VAIO OWNER MAOEモデル/法人向けカスタマイズモデル)の予約・受注開始は、フリップモデル・クラムシェルモデル共に2月16日9時~(クラムシェルモデルで選択できるWindows 7モデルは、4月下旬販売開始予定)。販売開始・最速の届け日は、2月26日となる。
市場想定価格は、個人向け標準仕様モデルのフリップモデルは27万800円。クラムシェルモデルは17万9800円。VAIO OWNER MAOEモデルのフリップモデルが19万9800円~。クラムシェルモデルが15万6800円~。法人向けカスタマイズモデルのフリップモデルが20万4800円~。クラムシェルモデルが16万1800円~。
VAIO Z フリップモデルは、OSにWindows 10 Pro 64ビット、液晶に13.3型ワイド(WQHD 2560×1440ピクセル)のタッチパネル(静電式)を採用。CPUは、インテル Core i7-6567U プロセッサ (TDP 28W) 3.30GHz(最大3.60GHz)。メインメモリはオンボード8Gバイト。ストレージは、第二世代 ハイスピードSSD(NVMe)256Gバイトを搭載。グラフィックは、CPU内蔵のインテル Iris グラフィックス 550となる。カラーは、ブラックのみ。
カスタマイズモデル(VAIO OWNER MADE)では、OSが「Windows 10 Pro 64ビット」と「Windows 10 Home 64ビット」が選べるほか、CPUが「インテル Core i7-6567U プロセッサ (TDP 28W) 3.30GHz(最大3.60GHz)」と「インテル Core i5-6267U プロセッサ(TDP 28W) 2.90GHz(最大3.30GHz)」。
メインメモリは「オンボード16Gバイト」と「オンボード8Gバイト」。ストレージは「第2世代 ハイスピードSSD(NVMe)512Gバイト」「第二世代 ハイスピードSSD(NVMe)256Gバイト」「第二世代 ハイスピードSSD(NVMe)128Gバイト」から選択できる。
クラムシェルモデルは、OSにWindows 10 Pro 64ビット、液晶(低反射コート)に13.3型ワイド(Full HD 1920×1080ピクセル)を採用。CPUは、インテル Core i5-6267U プロセッサ (TDP 28W) 2.90GHz(最大3.30GHz)。
メインメモリはオンボード4Gバイト。ストレージは、第二世代 ハイスピードSSD(NVMe)128Gバイトを搭載。グラフィックは、CPU内蔵のインテル Iris グラフィックス 550となる。カラーは、ブラックのみ。
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