UPDATE 新興市場の台頭により、2015年、「Google Play」のダウンロード件数は新たな次元に達した。しかし、アプリ売上高のシェア1位は依然としてAppleだ。
モバイルアナリティクス企業App Annieの最新レポートによると、Google Playは全世界ダウンロード件数でAppleの「App Store」との差を広げたという。Google PlayとApp Storeの差は、2014年には60%だったが、2015年には100%まで拡大した。
Google Playの躍進にもかかわらず、収益に関しては、Appleが差を維持した。「iOS」は売上高成長率で「Android」をわずかに上回り、App StoreはGoogle Playに約75%の差を付けた。
Appleは先頃、App Storeを通して得た売上高から開発者に支払った金額が2008年以降において400億ドル近くに達したことを強調した。同社によると、その金額の3分の1は2015年に生み出されたという。
米国では、Google Play経由でのダウンロード件数が徐々に増加しており、2015年後半には、App Storeのダウンロード件数を上回った。しかし、世界的な売上高トレンドと同じく、App Storeの売上高はGoogle Playを上回るペースで成長した。
Googleは戦略を「進化」させて、開発者にもっと多くの売上高をもたらす必要がある、とApp Annieは指摘した。しかし、有意義な形でその目標を達成するためには、同社はよりハイエンドのスマートフォン市場で、Androidのシェアを拡大する必要がある。
2015年、App Storeでの売上高が最も多かった国のトップ5は、米国、日本、中国、英国、オーストラリア(降順)だ。Google Playのトップ5は、日本、米国、韓国、台湾、ドイツだった。
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