Microsoftの技術エバンジェリストによると、同社の拡張現実ヘッドセット「HoloLens」のバッテリ持続時間は、2.5時間から5.5時間程度になるという。
同社技術エバンジェリストのBruce Harris氏がテルアビブで行ったプレゼンテーションを収めたYouTube動画(現在は削除されている)には、HoloLensのバッテリ持続時間や内部デバイスの接続性などに関する情報が含まれていた(PetriのBrad Sams氏が動画から情報を得て掲載した)。
VergeのTom Warren氏もHarris氏のプレゼンの様子をYouTubeに投稿した。
Microsoftの関係者がこれまで述べてきたように、HoloLensは無線接続の「Windows 10」コンピューティングデバイスだ。Harris氏は聴衆の前で、Wi-FiかBluetoothをサポートする機器ならすべてHoloLensに接続できると説明した。
HoloLensのバッテリ持続時間は、通常の使用状況なら最大5.5時間だが、集中的に使う場合は2.5時間程度に短くなると、Harris氏は明らかにしたという。
Petriの記事によると、Harris氏はまた、HoloLensを装着した場合の視野はユーザーが約60センチ離れて15インチモニタを見ている状態に近いと説明したという。製造技術の改善に伴い、バッテリ持続時間が長くなり、価格も下がり、視野も拡大するだろうとHarris氏は述べた。
Harris氏はさらに、複数のHoloLensデバイスをリンクさせて、ユーザーらが同じ部屋にいなくても、インターネットを介してリンクを共有することにより対象物を同時に見られるようにする使い方を説明した。
Microsoftは2015年12月、ニューヨーク市の旗艦店で開発者向けにHoloLensのショールームを開設している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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