今回のイベントを主催したみんなのコードは、Code.orgの日本国内認定パートナーとして、プログラミング教育の普及、推進を目指す団体だ。今後はさらにHour of Codeのワークショップやイベントを全国で広く展開するとともに、Hour of Codeの教材を活用した指導案の研究や、小中学校における授業での実証実験など、小学校におけるプログラミング教育の必修化を見据えた活動を展開していくという。
代表理事の利根川裕太氏は「文科省が2020年度を目標に、全児童生徒に対して情報端末を1人1台配備する計画を掲げているが、それに合わせて学校でプログラミングの授業ができる環境を準備していきたい」と語る。
今回のオープニングイベントには、日本マイクロソフト、グーグル、ヤフーなどIT企業11社が協力企業として参加した。日本の産業界からの協力も得て、国内におけるHour of Codeの活動は今後ますます広がっていくと予測されるが、プログラミング教育の普及は公教育にどう影響を与え、入り込んでいくかが課題だ。Hour of Codeと日本の教育機関がどのような重なりをみせるのか、今後の動きも注目したい。
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