誰でもコーディングを学ぶことができるという考え方を普及させようと、Obama米大統領は米国時間12月8日、ホワイトハウス主催のイベントで中学生らの横に座り、数行のJavaScriptの書き方を学んだ。
このイベントは、非営利団体Code.orgの呼びかけで開始され、2014年で2回目となる年次キャンペーン「Hour of Code」の一環として行われた。Code.orgは、コンピュータサイエンスをあらゆる場所の子どもたちが利用できるようにすることを目標に掲げている。
今週、世界中で7万7000を超えるHour of Codeのイベントが「Computer Science Education Week」と称して、学校、公立図書館、コーディングクラブなどで開催される予定だ。8日にはロンドンで、生徒たちが英国のDavid Cameron首相にプログラミングについていくつか手ほどきした。
Obama大統領は今週、Hour of Codeイベントを奨励する動画に登場し、若者たちに次のようなメッセージを寄せている。「モノを消費するだけではなく、モノを生み出そう。われわれの生活のあらゆる場面に関わる身近なテクノロジについて、時間をとってもっと学んでみよう」
President @BarackObama is learning an #HourOfCode! (He's writing a few lines of JavaScript right now) pic.twitter.com/vGTDb70i6s
— Code.org (@codeorg) 2014, 12月 8
またCode.orgは今週、Bill Gates氏から女優Jessica Albaさん、歌手Usherさんなど、テクノロジ分野の著名人やセレブを招いて、「YouTube」チャンネル上で全米100教室とつなぐビデオチャットに参加してもらっている。
Appleは、1時間程度のワークショップを、同社の世界全446カ所の直営店で11日に開催する予定だ。同社は、このワークショップをコンピュータサイエンスの入門クラス程度のものと考えている。このほかにも、Disney Interactive、Microsoft、Best Buyなどの企業もHour of Codeイベントを開催する予定。さらに、Google、Target、Salesforce.comを始めとする30数社が、各社のスタッフら対し、従業員向けのHour of Codeプログラムに参加するよう推奨している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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