新型「Apple TV」レビュー(第1回)--全体的な印象と旧モデルとの違い - (page 3)

David Katzmaier (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年11月30日 07時30分

 旧型Apple TVには、一定時間操作を行わなかったときに表示されるスクリーンセーバーが多数用意されていた。新型Apple TVでは現在のところ、ユーザー自身が所有する写真か、「Aerial」と呼ばれるスクリーンセーバー(下の画像)しか選ぶことができない。これは絶対にAerialを選択すべきだ。Aerialは、美しい都市景観や風景、歴史的な建物の写真がスローモーションで表示されるスクリーンセーバーだ。あまりにも綺麗に見えるので、テレビの電源を切りたくなくなるかもしれない。

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提供:David Katzmaier/CNET

65インチ画面でアプリストアを閲覧

 Apple TVの白いキャンバスを埋めたければ、アプリストアに行く必要がある。旧型と新型のApple TVで本質的に最も大きな違いがあるのは、アプリストアだ。またしても、新型Apple TVのアプリストアは、iPhoneやiPadのストアとよく似ているように感じる。ただし、Apple TVの方が(現在のところ)選択肢が少なく、アイコンが大きい。

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提供:David Katzmaier/CNET

 「Purchased」(購入済み)タブには、ほかの端末にインストール済みで、Apple TVとも互換性があるアプリがすべて表示される。その中から自分の好きなものを選択して、個々にダウンロードしインストールする(筆者は、大きな「すべてをインストール」ボタンがあればいいのにと思った)。ほとんどの場合、既に購入済みのアプリやゲームはApple TVでも無料で利用できるが、過去に購入したアプリを新端末において無料で利用できるようにするのか、それとも、ユーザーに再び購入させるのかという判断は、各アプリのパブリッシャーに委ねられている。当然、サインインを要求するアプリには個々にサインインする必要があるが、ひとたびそれが完了すれば、Apple TVはその能力を遺憾なく発揮できる状態になる。

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提供:David Katzmaier/CNET

 ストアには、NetflixからPBS、NFLまで、旧型Apple TVで利用できるアプリのほぼすべてのほか、「Plex」など旧型では利用できない新しい追加アプリももちろん多数用意されている。さらに、「Apple Music」や「Photos」(ユーザーの「iCloud」の写真や友達が共有した写真を表示する)、「Computers」(ホームネットワーク上のMacにアクセスして、iTunesライブラリを共有することができる)といったAppleの定番アプリの多くも提供する。

 アプリストアの最上列はテレビ中心のアプリが占めているが、ほかのカテゴリも常時表示される。ゲームや子供向けアプリ、スポーツ、ニュースのほか、「Best New Apps」(ベスト新着App)と呼ばれるカテゴリもある。Best New Appsには、「Periscope」や「Gilt」「Zillow」「Airbnb」「TripAdvisor」「Sing Karaoke」など、種々雑多なアプリが表示される。

 次回に続く。

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提供:David Katzmaier/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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