「Android Wear」を搭載したスマートウォッチはこれまで、大抵のことをするには、Wi-FiまたはBluetoothを利用してスマートフォンに接続するしかなかった。だが、このほどGoogleは別の選択肢を追加した。それがセルラー(携帯電話通信網)接続だ。
スマートウォッチにはまだ制約があり、通話の発着信やメッセージの送受信など、スマートフォンと同期しなければ利用できないタスクがある。そのため、自宅やどこか離れた場所にスマートフォンを置いたまま外出すると問題が生じる。
セルラー接続なら、そうした問題を解決できるかもしれない。
Googleは米国時間11月11日、ブログ投稿で次のように述べた。「スマートウォッチとスマートフォンが携帯電話通信網に接続されていれば、スマートウォッチを利用してメッセージの送受信、フィットネスデータのトラッキング、Google検索、お気に入りのアプリの実行ができるようになる。そしてもちろん、両手がふさがっている時や電話が手元にない場合は、スマートウォッチで通話の発信や着信も可能になる」
セルラー接続を利用するには、スマートウォッチに必要なハードウェアが搭載されていなければならないため、既存のAndroid Wear搭載デバイスに追加できる機能というわけではない。現在のところ、新しいセルラー接続機能に対応するスマートウォッチは1機種だけだ。
それが11日に発表された「LG Watch Urbane 2nd Edition LTE」で、セルラー接続機能を組み込んだ初のAndroid Wear搭載スマートウォッチとなる。このデバイスを利用すれば、必要に応じてセルラー接続を介した通話の着信やメッセージのチェックが可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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