新しい「iPad Pro」を分解してみると、新たな4基構成のスピーカーシステムが内部空間の多くを占めていることが分かる。
機器の修理を専門とするiFixitが分解したところ、スピーカーの筐体がバッテリの約半分のスペースを占めていた。しかも、iPadのバッテリは小型ではない。バッテリ容量は38.8Whで、「iPad Air 2」のバッテリより40%大きく、Microsoftが「Surface Pro 4」に採用しているバッテリの38.2Whをやや上回る。
だが、スピーカー本体とボリュームチャンバからなるスピーカーシステムは、バッテリの約半分の空間を占めている。つまり、AppleがiPad Proに小型のスピーカーを搭載していれば、バッテリを約50%大きくすることが可能だったわけだ。
修理の面から言えば、iPad Proはその大きさにもかかわらず、通常のiPadより大幅に修理しやすいというわけではない。バッテリは端末にはんだ付けされておらず、簡単に取り外せるようにプルタブがあるが、部品を固定するために相変わらず大量の接着剤が使用されている。また、ディスプレイはフロントパネルとくっついているため、損傷した場合に丸ごと交換が必要となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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