朝日新聞社は11月8日、約50人の参加者がメディアを使って記者とともに社会課題の解決に挑む「未来メディアキャンプ」の1日目のワークショップを開催した。
1、2月に実施した「未来メディア塾 イノベーション・キャンプ」の内容を継承するもので、9人の朝日新聞記者がそれぞれ掲示した社会課題(後述)から、参加者が関心のあるものを選んでチームを組み、担当記者とともに「20年後を見据えた、社会課題を解決するためのシナリオ」を作る。12月6日の発表会までの約3週間、フィールドワークを通じてチームごとにアイデアを探る。今回の参加者は社会人と学生がほぼ半々となった。
ワークショップのモデレーターは、前回に引き続き、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の准教授である神武直彦氏が担当。同氏が研究しているイノベーションを創出するための手法「システム思考」「デザイン思考」を、参加者はワークショップを通じて学び、実践する。
ワークショップの主な内容は前回と同じだが、今回は朝日新聞社が3月に立ち上げたクラウドファンディングサービス「A-port」との連携を強めた。参加者が生み出した課題解決策のいくつかをさらに練り上げ、A-portで出資を受け付けて実現できるように支援する。
9人の記者が提示した社会課題を次ページで紹介する。
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