朝日新聞社は、テクノロジやメディアを使って社会課題を解決するためのアイデアを出し合い、学びあう取り組みを始める。その第1弾として、参加者が記者とゲストとともに社会課題の解決策を考えるイベント「未来メディア塾 オープン・カフェβ」を複数回開催する。
初回11月26日は、コーディネーターを務める朝日新聞ソーシャルメディアエディターの藤谷健氏が、国連を経て途上国の貧困を解決するビジネスを立ち上げたコペルニク共同創設者兼CEOの中村俊裕氏をゲストに招き、グローバルな社会課題の解決策を参加者とともに探る。
コペルニクが手掛ける事業は、テクノロジを保有する企業と途上国の市民団体、寄付者の3者をインターネットでつなぎ、途上国の貧困問題を解決するというもの。途上国現地のニーズを市民団体から聞き出し、必要とされているテクノロジや製品を提供するためにインターネットで寄付を集め、現地住民がみずから販売したり、レンタルしたりできる価格や仕組みで届けているそうだ。
イベント当日は中村氏が、ビジネスで社会課題を解決する意義や、世界の課題に対する日本の現状、ソーシャル化やグローバル化で働き方はどう変わるかなどを幅広く語る予定。また、参加者同士の対話や、中村氏との対話の時間も設けるという。
開催時間は19時から21時30分までを予定。定員は先着50人で、チケット販売サービス「Peatix」のイベントページから申し込める。参加費は、交流会費とドリンク/軽食代込みで3000円。ただし11月15日までに申し込めば1500円に割り引かれる。会場は朝日新聞社メディアラボ 渋谷オフィス(東京都渋谷区神宮前6-19-21 ホルツ細川ビル4階)。
◇渋谷オフィスは10月に開設したばかり
“もの”を生み出す交流の場に--朝日メディアラボ「渋谷・原宿」新拠点
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