アップルの2015年第4四半期決算、Apple TVの第一印象--Appleニュース一気読み

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 10月27日~11月2日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

アップル第4四半期、売上高22%増--「iPhone」販売台数4800万台
アップル第4四半期、売上高22%増--「iPhone」販売台数4800万台

 米国では夏時間が終わり、冬時間に戻された。Appleが本拠地を置くカリフォルニア州と日本との時差も1時間増えて17時間となっている。また、11月第4週木曜日からは感謝祭となり、翌金曜日はブラックフライデー。年末にかけてのショッピングシーズンが始まる。

 Appleに限らず、米国企業は、毎年10月から12月の四半期は最も売上が伸びる季節となる。裏を返せば、絶対に外せない。Appleは年次アップデートを受けたiPhone 6sシリーズを屋台骨に、11月リリースのiPad Pro、テレビの未来と豪語するApple TV、刷新されたMacシリーズ、そしてギフトにもぴったりなApple Watchという、いつも通りのラインアップで、過去最大の売上を狙っていくことになる。それでは、1週間のニュースを振り返っていこう。

Appleの2015年第4四半期決算、引き続きiPhoneが牽引

 Appleは米国時間10月27日、2015年第4四半期決算を発表した。主な数字は以下の通りだ。

  • 売上高 550億ドル(前年同期比22%)
  • 純利益 111億ドル
  • 1株あたりの利益 1.96ドル
  • iPhoneの売り上げ 4804万台(前年同期3920万台から増加するが、アナリストの予想には届かず)
  • iPad 988万台(前年同期の1230万台から減少、下落トレンド続く)
  • Mac 570万台(前年同期の550万台から増加)
  • サービス 50億8000万ドル(iTunesとApple Payを含む。前四半期比10%増)
  • その他の製品 30億4000万ドル(Apple Watchも含む。前四半期比61%増)

 中華圏でのiPhoneの好調ぶりから、過去最高の決算を記録できたが、中国経済の先行き不透明感はAppleにとってより大きく影響する可能性もある。

アップル第4四半期、売上高22%増–「iPhone」販売台数4800万台(10/28)
アップル、Q4は中国市場が好調–世界スマホ出荷台数はサムスンが首位維持(11/2)

Apple TVの第一印象

 Apple TVが出荷され、10月30日には顧客の手元に届き始めている。価格は、32Gバイト版が1万8400円、64Gバイト版は2万4800円となっている。

 新しいtvOSを搭載し、iPhoneで培ってきた「アプリ」のエコシステムを備える。調査によると、既に1000種類のアプリが配信されているとみられている。また、音声入力をサポートするリモコン、Siri Remoteは、タッチパッドの操作性も高い。

 しかしながら、現状のApple TV向けApp Storeのユーザビリティは低いと評価せざるを得ない。Appleが「おすすめ」をしない限り、アプリを見つけ出すのは非常に難しい。検索でアプリを見つけ出すとしても、どんなアプリがあるか、どんなアプリが欲しいかまだイメージが全くないからだ。

新「Apple TV」、アップルのオンラインストアで販売開始(10/27)
「Apple TV」、Siriによる検索が「Apple Music」も対象に–2016年から(10/30)
新「Apple TV」、開封からセットアップまで–Siriで映画の操作やコンテンツ選びも(10/30)

Apple Payの国際展開、Amexが牽引か

 Apple Payは、1年前に米国で始まり、現在は英国にも拡大している。その国際展開を、アメリカンエクスプレス(Amex)との提携によって実現することにした。まずカナダ、オーストラリアのAmexユーザーにApple Payを利用可能にするという。

 その理由は、Amexは発行銀行と決済銀行を兼ねているためと推測できる。他のブランドのカードよりも交渉相手が少なくて済む点がメリットになるからだ。

 とはいえ、カリフォルニア州に住む筆者も、なかなか自由に利用できる環境にはない。利用できるのはせいぜい、ドラッグストアのWalgreensと、高級スーパーWhole Foods Marketぐらいだが、どちらも毎日行く店ではない。

 AppleはSquareとの連携で、モバイルデバイスを活用したレジシステムでもApple Payが利用できるリーダーをWWDC 2015で後押ししている。ただ、こちらもまだ普及という段階にはない。チェーンから個人商店も含めた、小売り向けの普及が先決になる。

アップル、「Apple Pay」米国外展開でアメックスと提携–まずはカナダとオーストラリアから(10/28)

法廷でのApple

 Appleの訴訟問題に関するカテゴリ。今回はiOSのWi-Fiアシスト機能を巡り、ユーザーがAppleを提訴したという案件がニュースに上がっている。

 この機能は、Wi-Fiの電波状況が悪いときにLTEなどのモバイルデータ通信に切り替える機能で、安定してデータ通信が行えるようにするための仕組みだ。ただしこの機能はあらかじめONになっており、ユーザーが知らないうちに、モバイルデータ通信の料金を請求される可能性がある。

 今回の訴訟も、この点が問題となっており、ユーザーが望まないのに発生したデータ通信料金を、Appleが負担すべきだとしている。

「iOS」の新機能「Wi-Fi Assist」をめぐりユーザーがアップルを提訴(10/27)

最もクールなウェアラブルブランド=Apple Watch

 Apple Watchが、最もクールなウェアラブルブランドに選ばれた。Juniper Researchが2000人のスマートフォンユーザーに対して行ったの調査結果だ。

 スマートフォン同様、同カテゴリもAppleとSamsungの争いとなっており、2つのブランドが75%のシェアを占めていたという。一方で、明確な使い道を見つけ切れていない点、どのブランドでも思ったほど今できることは変わらない点もまた、指摘されている。

 ちなみに、バッテリを毎日充電しなければならない点については、さほどネガティブな要因に発展していないようで、この点はAppleにとって良い結果だったと言える。

アップル、「最もクールなウェアラブルブランド」に選ばれる–Juniper Research調査(10/27)

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