(編集部注:米CNETによる「Nexus 6P」のレビューを4回に分けて翻訳して公開します。第1回は10月28日に、第3回は11月2日に、最終回は11月5日に公開されています)
第1回より続く。
大型のアルミボディ、背面にある縁の丸みと指紋リーダーなど、「Nexus 6P」は現在のトレンドを数多く取り入れている。5.7インチのディスプレイは、「iPhone 6s Plus」の5.5インチより若干大きく、サムスンの「Galaxy Note 5」「Galaxy S6 edge+」と同じサイズだ。2Kとも呼ばれる高解像度AMOLEDディスプレイも時勢に合ったもので、コントラストが高く、鮮明でくっきりとしたスクリーンになっている(ソニーは既に世界初の4Kディスプレイで限界を押し上げようとしているが、4Kはおそらく大半の場面で過剰性能だろう)。
本体の形状については、Nexus 6PはMotorola製の6インチの「Nexus 6」より小さく横幅も狭いが、やはり両手で操作する必要がある。筆者の比較的小さな手で最も持ちやすい大型スマートフォン(ファブレットと呼びたければそれでもいい)ではない。Nexus 6Pを何人かに手渡してみたところ、幅が狭く丸みのない側面のため、筆者より手の大きい人も持ちにくいと感じたようだ。本体の縁の部分が直線的な一方で背面が滑らかであるため、扱いにくくて滑りやすく、本体上部が少し重いという感じさえする。同じようなサイズのサムスンGalaxy Note 5、Galaxy S6 Edge+、iPhone 6s Plusの方が、もっと均整がとれていて、筆者の手にぴったり収まるように思える。
ユニボディ構造が採用されているので、バッテリにアクセスすることはできない。また、ストレージ拡張用のmicroSDカードスロットもない。これはフルメタルボディを採用したスマートフォンでよく見られるトレードオフだ。筆者がテストしたとき、背面が温かいと感じることがあったが、危険なほど熱いというわけではなく、不快だと感じるほどでもなかった。
Nexus 6Pを使うとき、筆者は本体の下半分を握るので、Googleの「Nexus Imprint」指紋リーダーの配置を不便に感じることが多かった。ロックを解除するために、本体を握る手をずらさなければならないこともあったからだ。手が大きめの人なら、おそらくこのような不便を感じることはないだろう。
ロックキーをダブルタップしてカメラを起動する機能は気に入ったが、起動したことを知らせるハプティック(触覚)バイブレーションは好きになれない。これを無効にする方法はまだ見つけられていない。
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