Nexus 6Pのカラーバリエーションは3種類で、アルミニウム(シルバー)、グラファイト(ブラック)、フロスト(ホワイト)が用意されている。われわれのお気に入りはフロストだ。日本ではゴールドも提供される。筆者のグラファイトモデルは全体的に見栄えが良く、本体の縁の部分がわずかに面取りされているが、インスピレーションを感じさせるデザインではない。
2つの前面スピーカーの音質は、スマートフォンとしてはかなり良好だ。筆者はYouTubeのミュージックビデオをいくつも再生してみた。音量を最大に設定すると、音が部屋中に響き、楽曲が鮮明に聞こえた。ただ、高性能ヘッドホンやそれなりのBluetoothスピーカーと比較すると、Nexus 6Pのオーディオは騒がしくて深みがないように聞こえてしまう。筆者のIncaseのオーバーイヤーヘッドホンは豊かな音質だった。それでも、Nexus 6Pのスピーカーは、大半の競合スマートフォンの標準搭載スピーカーより明らかに優れている。
筆者はリバーシブルのUSB Type-C充電ポートを理論的には気に入っている。Type-Cを採用するスマートフォンメーカーが増えれば、充電ケーブルも入手しやすくなるはずだ。同梱のType-C to Type-C急速充電器とType-C to USBケーブルを忘れたら、代わりを見つけるのに苦労するだろう。他のデバイスのケーブルとは互換性がないからだ。ワイヤレス充電機能があればそういうときに便利なのだが、2013年と2014年のNexusモデルと異なり、この機能はサポートされていない。
Nexus 6Pを購入するなら、予備の充電器を数台と、それに接続可能なmicro-USB to Type-Cアダプタも買うことを覚悟しよう(Type-Cが好きな人のために説明しておくと、Nexus 6PはType-Cの充電プラグを採用しているが、高速ファイル転送や他の端末の充電といった機能をすべて備えているわけではない。詳しくはこちらの記事を参照)。
Nexusスマートフォンには、Googleの最新Androidソフトウェアがいつも最初に搭載される。今回はAndroid 6.0ビルドだ(Marshmallowというべたべたした開発コード名が付けられている)。例によって、前世代より高速でスムーズに動作し、数多くの新機能を備えるという。
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