グーグル「Nexus 6P」レビュー(第2回)--メタルボディの使い勝手とAndroid 6.0の機能 - (page 2)

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年10月30日 07時30分

 Nexus 6Pのカラーバリエーションは3種類で、アルミニウム(シルバー)、グラファイト(ブラック)、フロスト(ホワイト)が用意されている。われわれのお気に入りはフロストだ。日本ではゴールドも提供される。筆者のグラファイトモデルは全体的に見栄えが良く、本体の縁の部分がわずかに面取りされているが、インスピレーションを感じさせるデザインではない。

電源ボタンをダブルクリックするとカメラが起動する。
電源ボタンをダブルクリックするとカメラが起動する。
提供:Josh Miller/CNET

迫力のあるステレオスピーカー

 2つの前面スピーカーの音質は、スマートフォンとしてはかなり良好だ。筆者はYouTubeのミュージックビデオをいくつも再生してみた。音量を最大に設定すると、音が部屋中に響き、楽曲が鮮明に聞こえた。ただ、高性能ヘッドホンやそれなりのBluetoothスピーカーと比較すると、Nexus 6Pのオーディオは騒がしくて深みがないように聞こえてしまう。筆者のIncaseのオーバーイヤーヘッドホンは豊かな音質だった。それでも、Nexus 6Pのスピーカーは、大半の競合スマートフォンの標準搭載スピーカーより明らかに優れている。

USB Type-Cで少しだけ便利に

 筆者はリバーシブルのUSB Type-C充電ポートを理論的には気に入っている。Type-Cを採用するスマートフォンメーカーが増えれば、充電ケーブルも入手しやすくなるはずだ。同梱のType-C to Type-C急速充電器とType-C to USBケーブルを忘れたら、代わりを見つけるのに苦労するだろう。他のデバイスのケーブルとは互換性がないからだ。ワイヤレス充電機能があればそういうときに便利なのだが、2013年と2014年のNexusモデルと異なり、この機能はサポートされていない。

Type-Cケーブルは1本余分に持っておいた方がいい。
Type-Cケーブルは1本余分に持っておいた方がいい。
提供:Josh Miller/CNET

 Nexus 6Pを購入するなら、予備の充電器を数台と、それに接続可能なmicro-USB to Type-Cアダプタも買うことを覚悟しよう(Type-Cが好きな人のために説明しておくと、Nexus 6PはType-Cの充電プラグを採用しているが、高速ファイル転送や他の端末の充電といった機能をすべて備えているわけではない。詳しくはこちらの記事を参照)。

「Android 6.0 Marshmallow」について:「Google Now on Tap」はいまひとつ

  • 「純粋」なAndroidソフトウェア
  • Google Now on Tap
  • 「Android Pay」のサポート
  • バッテリを節約する「Doze」機能

 Nexusスマートフォンには、Googleの最新Androidソフトウェアがいつも最初に搭載される。今回はAndroid 6.0ビルドだ(Marshmallowというべたべたした開発コード名が付けられている)。例によって、前世代より高速でスムーズに動作し、数多くの新機能を備えるという。

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