アップル「iPhone 6s Plus」レビュー--「iPhone 6s」にない機能と「大きい」ことの長短所 - (page 4)

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年10月16日 07時30分
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 機内モードに設定して動画を繰り返し再生する米CNETのバッテリ耐久テストで、iPhone 6s Plusは11時間54分持続した。iPhone 6s(Plusでない)は10時間30分だった。あまり差がないように思えるが、実環境で日常的な使い方をすれば、丸1日持続する体験と充電が必要な体験という違いが出てくる。しかし、「iOS 8」搭載の2014年モデルiPhone 6 Plusの方が同じバッテリテストで長く持続し、13.3時間を記録した。もっと大型の画面で、さらに大きなバッテリを搭載し、長時間持続するスマートフォンも多い。iPhone 6s Plusはバッテリが比較的長持ちするiPhoneだが、小型のiPhone 6sと同様、まだ改善の余地はある。

 これは、筆者にとって十分に重要な問題である一方で、大きなスマートフォンを持ち歩くことを意味してしまう。筆者が心から望むのは、比較的小型のiPhone 6sにこの長持ちするバッテリが搭載されることだ。iPhone 6s Plusには、持続時間をさらに延ばしてほしい。

iPhone 6sの2種類のプロセッサについて

 2015年のiPhone 6sのA9プロセッサは、2社のメーカーに製造委託されていることがわかった。iPhone 6s(またはiPhone 6s Plus)には、そのいずれかのプロセッサが搭載されているということだ。Appleによると、2種類のプロセッサ(TSMC製とサムスン製)のバッテリ性能は、約2~3%しか違わないという。オンラインでさまざまなパフォーマンス差を報告しているユーザーもいる。米CNETも、それぞれのチップを搭載するiPhoneで独自のテストを実施しているところだ。われわれがレビューに使用したiPhoneのプロセッサはTSMC製だった。本稿執筆時点で、憂慮すべきことは何も確認されていない。

旅のお供に適しているのはiPhone 6s Plus

 iPhone 6s Plusが本格的なタブレットの代わりになるとは思わない。「iPad mini」の代わりさえ無理だろう。しかし、多くの面(特に読書、電子メール、動画、ゲーム)でタブレットに近づいてはいる。ランドスケープモードにすれば、移動中に使うスクリーンとして申し分ない。動画やゲームに最適だ。本体の上部と下部の広いベゼルも、便利なハンドグリップとして使える。

 電車や飛行機で長時間移動する際、他に何も必要ないほど良い出来だと言っていいだろう。この点は2014年のiPhone 6 Plusと同じだが、通常サイズのiPhoneからPlusへの移行を検討している人のために言及しておく価値はある。

iPhone 6s Plusはランドスケープモードで使うと非常に快適だ。
iPhone 6s Plusはランドスケープモードで使うと非常に快適だ。
提供:Josh Miller/CNET

大型スクリーンをまだ活用していないアプリも

 AppleがPlusサイズのiPhoneをリリースしてから約1年になるが、高解像度の5.5インチ大型スクリーン向けに最適化されていないアプリは、今でもよく見かける。ランドスケープモードやスクリーンを分割する巧みな機能をいまだに利用できないアプリもある。これらは、「Mail」など、Appleの中核アプリの一部で採用されている機能だ。多くのアプリは、ユニークな機能を追い求めるのではなく、もっと細かなアップグレードにしていくという方針に落ち着いたようだ。

 そのせいでiPhone 6s Plusの魅力が薄れるだろうか。筆者はそうは思わない。iPhone 6s Plusの本質は、その大型のサイズと、ウェブブラウジングや読書、ゲーム、動画/写真に適した解像度にある。iPhone 6s Plusに最適化されたアプリが増えればいいと思うが、そうしたアプリが筆者の望むペースで登場するのかどうか、そしてiPhone 6s PlusがiPadに近い端末と感じられるようなアプリが出てくるのかはわからない。iPhone 6s Plusはやはり多くの点で小型のiPhone 6sの姉妹製品である。

結論:もう少し小さければ完ぺき

 iPhone 6s Plusの方が値は張るが、その機能を考えれば、各ストレージ容量のモデルがiPhone 6sに比べて100ドル高いことは不合理ではない(iPhone 6sと同じく、エントリーレベルの16Gバイトモデルは候補から外して、最低でも64Gバイトのバージョンを購入しよう)。しかし、より高価なiPhoneということでもあり、やはりほとんどの人にiPhone 6s Plus限定の機能は不要だと言える。スピードとパフォーマンス(バッテリは除く)はiPhone 6sと概ね同じだ。

 iPhone 6s Plusのベゼルが狭くなり、本体がもう少し小さくなって、手に収まりやすくなったら、筆者にとって究極のスマートフォンになるかもしれない。実際のところ、筆者が欲しいのはiPhone 6sとiPhone 6s Plusの中間に位置するiPhoneだ。スクリーンは5インチか5.2インチだろうが、その間に来るものはほとんどないだろう。実現する可能性はあるだろうか。「iPhone 7」でそうなることを願う。次期iPhoneでは再設計された筐体が採用されるはずだ。

 あるいは、iPhone 6s Plusのサイズを少しだけ小さくして、わずかながら小型化した筐体に同じ5.5インチのスクリーンを搭載してもいい。特にホームボタンを廃止(または移動)すれば、実現の可能性が高まるはずだ。

 本格的なiPhoneユーザーや、スマートフォンのカメラを仕事に使う人なら、iPhone 6s Plusを選ぶべきだ。そのサイズに我慢できるならの話だが。

 1年が経った今でも、筆者はそのサイズに我慢できるかどうか確信を持てない。だが、iPhone 6s Plus限定の機能がうらやましいとは思う。

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提供:Andrew Hoyle/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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