J.P. MorganのアナリストのRod Hall氏は米国時間9月10日、新型「Apple TV」の出荷台数が2016年に2400万台を記録し、2014年の600万台、2015年の1000万台を上回る可能性があると投資家に宛てたメモで述べた。
「新しいApple TVは、iPhone 6が搭載するA8プロセッサを装備している」とHall氏は述べる。「Appleは、新製品について、1080ピクセル解像度を提供するが、4Kテレビの普及率の低さを考えた場合には妥当と述べている。しかし、われわれは、Appleが『A9』チップ(新しい『iPhone 6s』『iPhone 6s Plus』で使われている、より強力なチップ)を今後12カ月のいずれかの時期に投入し、4Kオプションを提供すると予想している。さらに、Appleは、モーションセンサ搭載の新しいリモコンとコンソールスタイルのBluetoothゲームコントローラのサポートを発表している。これらの新しいハードウェア機能とアプリストアによって、Apple TVが潜在的に持つ収益性は大幅に拡大するとみている」(Hall氏)
Hall氏は、Apple TVの総出荷台数の内訳として、32Gバイトモデルが60%、64Gバイトモデルが40%になると予想していると述べた。さらに、北米と欧州は世界のほかの地域と比べてコンテンツが充実しているので、Apple TV出荷台数の大半はそこからもたらされると同氏は予想する。
Piper JaffrayのアナリストであるGene Munster氏は9日遅く、「新型Apple TVは『Siri』での音声操作やタッチスクリーンリモコンなど、インターフェースの改善に力を入れている」と投資家に宛てたメモで述べた。「同社はこの新インターフェースを通して、操作性と発見機能を大幅に改善したので、ユーザー体験も向上しているはずだ、とわれわれは考えている」(Munster氏)
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