「Apple TV」関連のうわさに再び備えよう。6月のWorldwide Developers Conference(WWDC)では登場しなかったが、Apple TVの次世代機が近々披露されるとのうわさが再燃している。今回は本当に登場するかもしれない。最新のうわさによると、新型Apple TVは米国時間9月9日開催のイベントで発表される予定だという。2015年の新型「iPhone」と「iPad」の発表があると報じられているイベントだ。9to5Macブログは「信頼できる筋」の話として、新型Apple TVは確かにこのイベントで披露され、一般発売は10月になると報じた。価格は149ドル~199ドルで、現行Apple TVの69ドルより大幅に高くなるとのうわさだ。
例によってAppleは具体的な発表内容についてコメントしていないが、9月9日のイベントへの正式な招待状は送付した。Apple TVの影のような形があるWWDCの招待状と異なり、今回の招待状に(どんな意味があるのかは分からないが)、明らかに新しいテレビデバイスを示していると思われるものはない。白い猫の目のような形が新しいリモコンを表しているというのなら話は別だが。
一方、2015年に入ってから、新型Apple TVセットトップボックス(STB)と新しいインターネット配信型テレビサービスについて、さまざまな報道がなされている。このサービスに関する最新の報道では、Apple TVと同時に提供開始されることはないとされている(コンテンツについての交渉が難航し、2016年に延期されたという)が、何が起きてもおかしくはない。
Appleから正式な発表があるまでは、こうした報道が同社のテレビ計画(実際のテレビは含まれない)を最も明確に伝えてくれる情報源だろう。引き続き注目していきたい。
現行のApple TVは素晴らしいストリーミングボックスではあるが、2012年以降大規模なハードウェアアップグレードがないまま販売されている。どんな機能強化があるかを推測する記事は以前からあったが、最近ではこうしたリーク、いや「報道」が具体的になってきた。
特に具体的な報道の1つは、9to5Macが8月30日に「情報筋」の話として伝えた記事で、ストレージ8Gバイトのベースモデルが149ドルで提供されるという。9to5Macは、16Gバイトのストレージを内蔵する199ドルのモデルが発売される可能性も伝えている。同ブログはまた、現行のApple TVは69ドルで販売が継続され、Appleが準備していると言われるストリーミングテレビサービス(後述)には新機種でも現行機種でもアクセスできると報じた。
Appleはさまざまな新機能を投入して(その多くは何年も前からうわさされていたもの)、新型Apple TVを値上げに見合うだけの製品に仕上げているとの報道もある。「Appleの計画に詳しい情報筋」の話を引用し、同社のイベントは9月9日に開催される可能性が高いと報じたBuzzfeedの7月30日の記事は、新型Apple TVの機能を次のようにまとめた。
「情報筋によると、次期Apple TVは薄型化した新しい筐体を採用し、内部コンポーネントが刷新され、Appleの『A8』システムオンチップ(SoC)を搭載するほか、内蔵ストレージが増量され、『Siri』音声コントロールに対応する改善されたOSを搭載するという。さらに、タッチパッド入力によって『大幅に機能強化された』と情報筋が語るリモコンも付属し、長らく予想されていたアプリストアに対応すると見られる」(Buzzfeed)
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