ISPで20周年、2ch「降臨」で場やや盛り上げる--インターリンク横山社長

井指啓吾 (編集部)2015年08月31日 16時17分
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 インターネットサービスプロバイダ(ISP)のインターリンクは8月29日、ISP事業の開始から20周年を迎えた。1995年8月29日発売の「INTERNET magazine」(インプレスコミュニケーションズ)に広告を出し、その発売日に営業を開始。当時、多くのISPサービスが月額利用料5000円ほどだったのに対して、“1000円で使い放題”のプランを提供して強みを出した。

 同社と同時期に業務を始めた国内ISPで、撤退や売却などをせずに独立を保ち、20周年を迎えている企業には、1993年に国内で初めてISP事業を開始したインターネットイニシアティブ(IIJ)、インターリンクと同じ1995年に始めた朝日ネット、GMOインターネット(旧インターキュー)などがある。


インターリンク代表取締役社長の横山正氏

 インターリンク代表取締役社長の横山正氏は「当時は毎月、新規参入が相次ぎ、INTERNET magazineも毎月広告が増え、厚くなっていく、そういう時代でした」、「INTERNET magazineも2006年には休刊となり、当社と同等、もしくは同等以上の規模のサービスが、身売りや撤退となるなか、当社はなんとか生き残り、本日を迎えることができました」と8月29日のブログ記事で振り返っている。

 20周年の記念企画として、同日正午前から16時頃まで、2ちゃんねるの自社スレッドに横山氏が“降臨”。インターリンクの主要ユーザー層である「玄人ネットユーザー」(同社)をターゲットとし、「社長です」のハンドルネームで質問に答えた。スレッドへの投稿数は平常時よりもやや増えたが、同社コーポレートサイトに小さく載せた以外に告知をしなかったせいか、20周年記念としてはいまいち盛り上がりに欠ける結果に。同社マーケティング担当の菅野伸彦氏は「混乱を避けるために告知をしなかった。見事に回避できた」と笑った。

  • 2ちゃんねるの自社スレッドを見守る横山氏

 横山氏は、東京大学大学院 工学系研究科 船舶工学修士課程を修了後、人工知能ソフトウェアやゲームソフトを制作するアーバンブレインを起業。1995年にインターリンク取締役に就任し、インターネット事業本部長としてインターネット部門を設立。2000年に代表取締役社長に就任した。

 インターリンクは「オタク川柳大賞」の主催者としても知られる。2008年11月からウェブで開催しているもので、2015年には第10回目をサイバーエージェントと連携して開催。約1万5000句を集めた。そのほか、「Japan Expo Paris」に2011年から毎年出展したり、レジストリサービスプロバイダ事業で“萌え”をあらわすドメイン「.moe」を提供し、プロモーション用にアイドル風ヒト型ロボットを開発したりするなど、オタク層に向けたプロモーション活動に注力している。

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