Apple幹部のIan Rogers氏が同社を離れる。「Beats Music」に長期にわたって従事した同氏は、「Apple Music」のラジオチャンネル「Beats1」の開発を統括していた。
同氏の辞任については、The Financial Timesが米国時間8月28日に最初に報じた。同紙は複数の匿名情報筋の話として、同氏が欧州を拠点とする他の業種の企業(社名は不明)に転職すると報じた。
Appleは米CNETに対し、Rogers氏の辞任を認めた。
Rogers氏の辞任により、AppleはBeats1の立役者である主要幹部を失う。Beats1は、同社のサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスApple Musicで最も高く評価されている機能だ。
わずか2カ月前に提供開始されたばかりのApple Musicによって、Appleは遅ればせながら、サブスクリプション型音楽ストリーミング市場への参入を果たした。デジタル音楽のダウンロード件数が低下し始める一方で、同市場は急速に成長している。著名DJがあらゆる場所にいるリスナーに同時に同じ音楽をオンラインで再生するライブラジオチャンネルBeats1は、Apple Musicの成功要素となっている。
Appleは2014年に33億ドルでBeatsを買収した後、Rogers氏を「iTunes Radio」の責任者に迎え入れた。iTunes Radioは、個人用の音楽プレイリストを生成するPandoraに似たサービスだ。Rogers氏は、Apple Musicの開発と導入の段階でBeats1を統括していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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