Google傘下で巨大動画サイトを運営するYouTubeは米国時間8月26日、ゲーム動画専用ハブ「YouTube Gaming」の提供を開始した。YouTube Gamingはビデオゲームのプレイや実況を伝える動画やストリーム配信を集約し(Googleならではの機能により)見つけやすくする。また、これによってユーザーがライブストリーミングに手を出しやすくなるという。
ライブストリーミング動画サービスのUstreamで最高経営責任者(CEO)を務めるBrad Hunstable氏は、「ほとんどの人がYouTubeをビデオオンデマンドと考えている。今回のことにより、ライブもYouTubeだと考え始めるだろう」と述べた。
YouTubeは一般の人が撮影した動画の世界で支配的地位にあるが、現在起こっていることを配信したくなるとユーザーは他のサービスに流れていく。だからこそ、観戦スポーツとしてのビデオゲームが急成長する中で、Amazon.comが1年前に9億7000万ドルで買収したゲームライブストリーミングのTwitchのような小規模企業が頭角を現すようになったのだ。YouTube Gamingはその地位を奪い取ろうとするGoogleの試みで、そうすることによって同社は、一般ユーザーの世界でライブストリーミングが担う役割を拡大する可能性がある。
ネットワーク事業者でもある調査会社Sandvineでインターネットトラフィックのトレンド調査を統括しているDan Deeth氏は、Twitchで配信するユーザーは「テクノロジに明るい人たち」だとして、「それを普及させるのがYouTubeだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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