アップル、音楽制作ソフト「Logic Pro X」をアップデート--「Alchemy」シンセを追加

Dan Ackerman (CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年08月26日 11時24分
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 Appleがプロフェッショナルレベルの音楽制作および編集スイート「Logic Pro X」向けに今年2回目のアップデートを公開した。新しいバージョン10.2は、バージョン10.1からわずか8カ月後の登場となる。前回のアップデートと同様、現行のLogic Pro Xユーザーは「Logic Pro X 10.2」を無料で入手できる(同スイートの販売価格は199.99ドル)。

 新しいLogic Pro X 10.2で最も興味深いのは、「Alchemy」が追加されたことだ。AlchemyはLogic Pro Xに組み込まれた高度なソフトウェアシンセサイザで、英国の音楽ソフトウェア企業Camel Audioが以前開発した人気の高い同名ソフトウェアシンセサイザがベースとなっている。Camel Audioは2015年前半にAppleに買収されている。Appleによる買収前にスタンドアロンアプリとして公開されたAlchemyの最後のビルドは「Alchemy 1.5」だが、新バージョンはLogic Pro Xにバンドルされており、以前のように単独では提供されない。

 Alchemyはサンプルマニピュレーションシンセサイザである。つまり、Alchemyの音は実際の音楽とオーディオサンプルをベースとしており、同シンセサイザはそれをさまざまな興味深い方法で変化させる。ハードドライブに余裕のある人は、オプションで提供されている14Gバイトのサウンドライブラリをダウンロードして、Alchemyが利用できる素材を拡充することもできる。

提供:Apple
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 Appleによると、Alchemyは3200種類のプリセットと100種類のモジュレーションソース、40種類のフィルタを備えるという。クールなサウンドを手軽に設定したいだけのミュージシャンは圧倒されるかもしれない。ジャンルや名称、説明文を基にサウンドを検索できる新しいキーボードブラウザを使えば、それらの豊富な機能の大半を飛ばして、プリセットを瞬時に呼び出すことができる。

提供:Apple
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 もっと高度なことがやりたい人は、「Transform Pad」と呼ばれるオンスクリーンコントロールに最大8種類のサウンドを読み込んだ後、オンスクリーンポインタ(「iPad」向け「Logic Remote」アプリの場合は指)を使って、リアルタイムでそれらのサウンドの間を移動し、新しく興味深い方法で自分の音楽を変化させることができる。

 AlchemyはLogic Pro X 10.2の最も重要な新機能だが、そのほかにも約200のバグフィックスと機能強化が含まれている、とAppleは述べている。楽曲をLogic Pro Xから「Apple Music Connect」に直接アップロードできる機能も追加されたという。

提供:Sarah Tew/CNET
Logic Pro Xが動作している。
提供:Sarah Tew/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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