KDDIは8月6日、ベンチャーファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じて、ファミリー向け知能ロボット「Jibo」を開発する米Jiboに出資したことを発表した。出資額は数億円程度。なお、同日には電通が運用するベンチャーファンド「電通ベンチャーズ」がJiboに約3.7億円を出資することも発表している。
Jibo (ジーボ) は、抽象的な型でありながら、ディスプレイ上の豊かな表現や動作によって、まるで生きているかのように動く家族向けの知能ロボット。人工知能によって持ち主の感情を理解し、学習していく。2つの内蔵カメラによって人の顔を追跡し、写真を撮ったり、ビデオ通話をしたりできる。また、ハンズフリースピーカーで、リマインダーやメッセージを読み上げてくれる。
同ロボットは、マサチューセッツ工科大学メディアラボで、パーソナルロボット研究グループを率いるシンシア・ブリジール准教授が開発している。なお、米国のクラウドファンディングサイト「indiegogo」で事前予約を受け付け、370万ドルの資金を調達している。indiegogoでの価格は749ドル。
KDDIは同社が日本に進出する際に、ビジネス開発やマーケティング、ローカライズなどの幅広い支援をする予定。また、Jiboを中心とした“家族とモノの新しいコミュニケーションが生まれる世界”をユーザーに提案するとしている。
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