楽天は7月13日、バーチャル試着サービスを提供するFits.me Holdingsの発行済み全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。Fits.me Holdingsは、アパレルを中心とする小売業者を対象に、オンラインでの「バーチャル・フィッティングルーム(試着室)」を可能するSaaS(Software as a Service)型サービスを提供している。
同サービスを導入することで、小売業者は、ユーザーに実際の店舗で試着をするようなバーチャル体験を提供できる。一方、ユーザーは自分の体形やサイズを入力することで、試着した際のイメージ画像を見たり、画面上でさまざまなサイズの商品を着せ替えたりして、購入前にどの服が自分に合うのかを確認できるという。
Fits.me Holdingsの子会社化に対し楽天の代表取締役会長兼社長である三木谷浩史氏は、「(Fits.me Holdingsは)オンラインショッピングの楽しさと便利さを象徴するようなサービスを提供しており、成長を続ける当社のECサービスをさらに補完する存在になると期待しています」とコメント。
また、Fits.me HoldingsのCEOであるジェームズ・B・ガンブレル氏は「当社は意欲的な製品開発計画により、欧米に加えアジアでの計画的な成長を加速させており、世界有数のインターネット・ショッピングモールと、Rakuten Marketingによる最先端のマーケティング・サービスを提供する楽天グループの一員となったことを、うれしく思っています」と述べている。
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