LINEは4月17日、無料通話・メールアプリ「LINE」で、100%子会社のBonsai Garageを通じ、国内外の気鋭デザイナーやブランドと有力なバイヤーや小売事業者をつなぐ「LINE Collection」を2015年夏をめどに開始すると発表した。消費者が既存のファッション流通では手に入らない商品と出会う機会を創出する場を目指すという。
気鋭だがまだ知られていない国内外のデザイナーやブランドの商品と、有力なバイヤーや小売店を、LINEのプラットフォームと実際に取り引きをする専用サイトを通じてつなぐ。これにより、優れた商品を制作しているものの知名度や流通網を持っていなかったデザイナーやブランドが認知されやすくなる。また、セレクトショップや量販店を含む小売店は、海外や現地に赴くことなく優良な商品を調達できるようになる。
LINE Collectionで取り扱うデザイナーやブランドは、「アパレル」「アクセサリー」「ライフスタイル」の3分野で専任の担当者が国内外から選定し、専売ディストリビューターとして契約する。選定時に商品の価格帯や購買層などは制限しないという。その後、LINEプラットフォームやホールセールサイトを通じて小売事業者向けに提供する。
まずは30ブランドから始める。今後、毎月10ブランド以上のペースで拡充し、随時LINEアカウント(@linecollection)やティザーサイトで紹介するという。
また、ラフォーレ原宿(東京都渋谷区)に4月24日~7月20日の期間限定でポップアップストアをオープンする。
LINEのコマース事業ではこれまで、2013年12月にスマートフォンECサービス「LINE MALL」の提供開始を皮切りに、LINEでつながっている“友だち”にギフトが贈れる「LINE ギフト」や、商品を格安で購入できる「LINE SALE」など、LINEのプラットフォームを通じて消費者と商品の新たな接点を作る取り組みが進んでいる。LINE Collectionもコマース事業戦略の一環となる。
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