Appleの次期「iPhone」は、ある部品のおかげでウェブ接続が高速になり、バッテリ駆動時間が長くなるという新しい報道が浮上した。
「iPhone 6s」と名付けられるだろうと噂されるこの端末には、Qualcomm製の「MDM9635M」チップが搭載されるという。9to5Macが、Appleの計画を知るとする情報筋の話として報じている。このチップは、Qualcommが2013年に発表し、2014年に製造が始まった。通信事業者のLTE(Long Term Evolution )ネットワーク上で、理論上はダウンロード速度300Mbpsという、「iPhone 6」や「iPhone 6 Plus」で提供されている150Mbpsの2倍の速度に対応する。
iPhone 6sは2015年秋に、AppleのモバイルOS「iOS 9」とほぼ同時期に世界中で発売される予定だと噂されている。ある報道では、iPhone 6sはiPhone 6やiPhone 6 Plusに似たデザインだが、より大きなバッテリを収容するためにやや厚くなる可能性があるとされていた。iPhone 6sには、新しいプロセッサが搭載されるとも報じられている。おそらくは「A9」として知られるプロセッサが搭載され、画面サイズは現行モデルと同じ4.7インチと5.5インチになるという。
9to5Macは米国時間6月30日の記事で、次期iPhoneの画像を入手したと主張している。画像が本物であるとすれば、端末はこれまでの噂どおり、iPhone 6の製品ラインとほぼ同じデザインに、いくつかの内部的な拡張が加えられたものになりそうだ。
9to5Macによると、QualcommのハイエンドLTEチップを搭載することによって、iPhone 6sのバッテリ駆動時間も延長されるという。そのチップは、これまでのモデルよりも電力効率が高いためである。
このチップに高速ダウンロードを可能にする能力があることは事実だが、ユーザーが実際にその恩恵を享受するとは限らない。端末がこのチップを搭載したとしても、ダウンロードは個々の通信事業者が提供する速度によって制限されるためである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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